車検・点検・メンテナンス
更新日：2022.10.18 / 掲載日：2022.10.18
オリコン 満足度の高い『車検』ランキング調査 「マッハ車検」が総合１位を獲得！
「見えない満足を可視化する」をコンセプトに、第三者の立場で顧客満足度調査を実施するｏｒｉｃｏｎＭＥが実施した「車検についての満足度調査」で、「マッハ車検」が総合１位になった。前年に１位だった「ホリデー車検」は２位になったほか、自動車整備業系の６社がトップ10に入った。
ユーザー立ち会い車検が1位と２位を独占
調査対象企業は、車検サービスを提供する事業者のうち、ディーラーを除いてチェーン展開している企業32社。調査期間は21年４月19～26日と22年３月10～18日 。調査対象者は全国の18～79歳で、過去４年以内に普通乗用車または軽乗用車の車検を業者に依頼し、かつサービスの選定に関与して支払い金額を把握している人（サンプル数7673人）。
調査は、サービスにおける評価項目を設定し、各項目の設問について回答を聴取。規定の回答者数（100人以上）を満たし、総合得点が60点以上で、「他人に薦めたくない」と回答した人の割合が基準値以下の企業がランクイン対象となる。
その結果、トップ10にランクインしたのは上表の企業。その顔触れを見ると、１位マッハ車検、２位ホリデー車検、７位車検のロータスクラブ、８位車検のコバック、９位アップル車検、９位車検の速太郎と自動車整備業系企業が１位と２位を独占し、６社がトップ10に入った。前年の４社から増加して半数以上を占めており、自整業の強さが際立つ結果となった。なお、１位と２位はともに「ユーザー立ち会い車検」を展開しているのが共通している。
また、ＳＳ系では３位に「らくらく安心車検」（旧シェルの車検）と５位に「ＥＮＥＯＳ Ｄｒ．Ｄｒｉｖｅ」の２社が入った。
一方、カー用品店系は４位に「ジェームスの車検」が入っただけで、前年６位のイエローハットと７位のオートバックスセブンの大手２社は11位以下に落ちた。また、前年に車販店系で唯一10位に入ったＢＩＧ車検も圏外に去ったため、車販店系はゼロとなった。
マッハ車検は車検時間の正確さと店の雰囲気・清潔さが高評価
１位になったマッハ車検は総合評価で77.8点を獲得した。２位のホリデー車検が77.5点だったので0.3点の僅差だった。３位のらくらく車検は76.6点で、２位のホリデー車検とは0.9点差だった。
１位になったマッハ車検の評価を見ると、評価項目８項目の全てで１位になっている。前年１位のホリデー車検は６項目だったので、特筆すべき結果だ。評価点の高い順に見ると、「車検時間の正確さ」82.5点、「見積り対応」79.8点、「店の雰囲気・清潔さ」79.1店、「店の利用のしやすさ」78.9点、「担当者の対応」78.8点、「コストパフォーマンス」78.7点、「予約のしやすさ」78.2点、「アフターサービス」77.2点となっている。最も得点が高かったのは「車検時間の正確さ」の82.5点、２位と最も差がついた項目は「店の雰囲気・清潔さ」で2.9点差だった。
なお、地域別ランキングを見ると、北海道、中国・四国はＥＮＥＯＳ Ｄｒ．Ｄｒｉｖｅ、東北、関東はホリデー車検、甲信越・北陸、近畿、九州・沖縄は車検のコバック、東海は車検の速太郎がそれぞれ１位を獲得した。総合１位のマッハ車検は有効回答者数が規定に届かなかったためランク外となった。その中で総合１位になったのは、店舗での顧客対応力が高評価を得た結果と言える。
費用は「５～10万円未満」が最多 依頼の決め手は「価格」がトップ
今回は満足度調査に加え、利用実態の聴取も行った。調査期間は３月10～18日、対象者数は3779人。
その結果、車検にかかった費用は「５万円～９万9999円」が62％で最も多く、次いで「10万円～14万9999円」が24％、「～４万9999円」が９％と続いた。
次に、その業者に車検を依頼した決め手を複数回答方式で聴取したところ、「価格が安かったから」が35％、「店舗へのアクセスが良かったから」が32％、「希望通り予約できた・インターネットで予約を取りやすかったから」が31％、「以前に利用したことがあったから」が28％で続いた。そのほかでは「クレジットカード支払いができたから」が20％あり、比較的まとまった金額が必要なサービスであるため、決済手段を選択肢の一つにしているユーザーも一定の割合でいることが分かった。
出典：アフターマーケット 2022 年 9月号
