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更新日:2021.09.10 / 掲載日:2021.09.10

「BMW M4」に「カブリオレ・コンペティション M xDrive」追加

BMW M4 カブリオレ・コンペティション M xDrive

BMW M4 カブリオレ・コンペティション M xDrive

 ビー・エム・ダブリューは9月10日、サーキットでの運動性能を極限まで高めたMハイ・パフォーマンス・モデル「BMW M4」のラインアップに、オープン・エアの爽快感による駆けぬける歓びを実現する「BMW M4 Cabriolet Competition M xDrive(エムフォー・カブリオレ・コンペティション・エム・エックスドライブ)」を追加したと発表、同日より全国の正規ディーラーにて販売を開始した。
 希望小売価格は1433万円(税込)で、納車は本年9月末以降を予定している。

 BMW M社が開発する高性能マシンMモデルには2つのカテゴリーがあり、1つはサーキットでの走行を可能とした“Mハイ・パフォーマンス・モデル”、もう1つはサーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めた“Mパフォーマンス・モデル”。
 今回発表の「BMW M4 カブリオレ・コンペティション M xDrive」は、Mハイ・パフォーマンス・モデルに位置付けられ、本年2月に発表された「BMW M440i xDrive カブリオレ」は、Mパフォーマンス・モデルに位置付けられる。

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アルミニウム利用で軽量化実現し運動性能向上 スポーツドライビングから街中走行まで快適な走り

 BMW M4 カブリオレ・コンペティション M xDriveには、最高出力510PS(375kW)/ 6,250rpm、最大トルク650Nm/2,750-5,500rpmを発揮する直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載し、0-100km/h加速はヨーロッパ仕様値で3.7秒を実現。
 圧力損失を最小限にし、流体抵抗も極めて低く抑えることでレスポンスを最適化し高効率を実現する吸気ダクト、重量を最適化し高回転まで最大限かつ安定したパワー供給を実現する鍛造ピストン、最適化されたブースト圧で迅速かつダイナミックなレスポンスを発揮し低回転時でも高いトルクを実現するツイン・ターボ・チャージャーを採用するなど、サーキットで培われた多くの技術を余すことなく採用している。

 ボディ含め、ドライブ・トレーンを構成する各種パーツには、アルミニウムを多用することで、軽量化をはかり、運動性能を向上。
 さらに、Mアダプティブ・サスペンションを標準装備することで、スポーツ・ドライビングのみならず、街中走行時の乗り心地向上も実現した。

 よりハードなサーキットでの走行を可能とするため、耐熱、耐フェード性能に優れた大径ブレーキ・ディスク、軽量化された6ポッドMコンパウンド・ブレーキを標準装備。
 さらに、耐摩耗性能、耐熱性能をより高めたMカーボン・セラミック・ブレーキをオプションで選択可能とした。
 また、トランスミッションには、ドライブロジック付きの8速Mステップトロニック・オートマチック・トランスミッションを採用し、サーキット走行から、快適な街中での走行まで、あらゆる場面に対応する。

M専用4輪駆動システム「M xDrive」搭載 ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能も採用

  • BMW M4 カブリオレ・コンペティション M xDrive イメージ フロント

  • BMW M4 カブリオレ・コンペティション M xDrive イメージ リア

 BMW M4 カブリオレ・コンペティション M xDriveには、M専用4輪駆動システム「M xDrive」を搭載し、サーキットにおいて最高の運動性能を発揮、高性能な直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンのパワーは、Mモデル専用4輪駆動システムM xDriveを介して路面に伝達される。
 M xDriveは、インテリジェント4輪駆動システムBMW xDriveとアクティブMディファレンシャルをベースとして、Mモデル専用に開発された制御システム「ドライビング・ダイナミクス・コントロール」によって制御され、車両の安定走行をサポートするDSC(ダイナミッック・スタビリティ・コントロール)と併せて、日常の安定した走行から、サーキットでのアクティブな走行まで多様な楽しみを提供する。
 基本設定は「DSCオン・4WDモード」でMモデル特有の俊敏性を十分に発揮するが、Mダイナミック・モード(MDM、4WD Sport)では、リヤ・アクスルへの駆動トルク配分が増加し、リヤ・ホイールのスリップ許容量が大きくなることで、より多様なハンドリングを楽しむことが可能になる。

 さらに、DSCオフ時に選択可能な「4WDモード」「4WD Sportモード」「2WDモード」があり、「4WDモード」では最もバランスが良いコントロールとトラクションの組み合わせとなり、「4WD Sportモード」ではより高い精度のステアリング特性と力強いトラクションが組み合わさりスポーティな走行を体験できる設定に。
 後輪駆動となる「2WDモード」ではクルマの挙動を制限する制御システムの介入を断ち、ドライバー自らが車両を操作する歓びをダイレクトに味わうことができる。

 また、BMW社が国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズ・オフ機能も搭載。
 これは高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する、自動運転レベル2に相当する運転支援システムで、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、ステアリングから手を離して走行が可能となる。

他モデルと差別化を図った印象的なデザイン

 BMW M4 カブリオレ・コンペティション M xDriveのルーフは、閉じている状態から約18秒で開けることが可能なキャンバス製ソフトトップを採用。
 ソフトトップを閉じれば、AピラーからCピラーにかけて流れるような美しいルーフ・ラインを持つエレガントなクーペ・スタイルとなり、ソフトトップを開ければ、見るものを魅了するオープン・モデルとなる。

 フロント・デザインでは迫力ある縦型の大型キドニー・グリルを採用し、水平方向にはダブル・バーを採用、大出力にあわせエンジンの冷却性能を高めるために大型のエア・インテークを採用することで、他のモデルとの差別化を図った。
 サイド・デザインにおいては、Mモデル専用となるサイド・ギル、ドア・ミラー、ダウン・フォース性能を得るためのリア・スポイラーを標準装備。
 リア・デザインにおいては、迫力のあるMスポーツ・エキゾースト、空力特性を高めるためのディフューザー、さらにトレッドをワイドにすることで、後ろ姿からもハイ・パフォーマンス・モデルであることを主張している。

 インテリア・デザインにおいては、Mスポーツ・シート、Mロゴが輝くドア・シル、Mモデル専用にデザインされたメーター・パネル、M専用ステアリングを採用することで、車内にいても、高揚感の高まるドライビング・フィールを感じられる。
 また、よりスポーツ走行に適したMカーボン・バケット・シートを、オプション装備品として用意している。

先進システムが安全で楽しいドライブをアシスト

BMW M4 カブリオレ・コンペティション M xDrive 全景

 運転支援システムについては、高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーといった最先端のシステムを標準装備し、高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した。
 また、アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能を、標準装備としている。

 さらに標準装備となるパーキング・アシスタントには、車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト機能を採用、日本に多数点在する細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能となる。

 BMWコネクテッド・ドライブは、車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、そして取り巻く情報をITネットワークで繋ぐことで、「もしもの時に備える万全の安全性」、「カーライフを進化させる革新の利便性」、「充実の情報と最新のエンターテインメント」を提供する総合テレマティクス・サービスとして2013年に輸入車として初導入。
 また、スマートフォン向けアプリの導入により、車両情報やニュース等へのアクセスを可能にし、顧客の利便性を向上させるサービスを提供しており、今夏には、より操作性・利便性を高めた新たな機能を追加すると共に、新しいスマートフォン向けアプリ「My BMW」を導入し、車とユーザー、情報をシームレスに繋げ、より快適でスマートなモビリティ・ライフをサポートする新しいパーソナル・アシスタント・サービスとして生まれ変わった。

 BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントは、AI技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMW最新の機能。
 今までの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にする他、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能となった。
 そして、BMWのインテリジェント・パーソナル・アシスタントの最たる特徴は、ドライバーがシステムの「名前」を自由に付けることが可能な点で、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントを起動する際、「OK, BMW(オーケー・ビー・エム・ダブリュー)」だけでなく、「4シリーズ」と、呼びかける言葉を任意に設定することが可能なため、より身近な存在としてストレス無く使用することが出来る。

主要諸元&希望小売価格

主要諸元
車種名BMW M4 カブリオレ・コンペティション M xDrive
全長×全幅×全高4,805×1,885×1,395mm
ホイールベース2,855mm
車両重量1,930kg
排気量2,992cc
エンジン直列6気筒ガソリン・エンジン
最高出力510PS(375kW)/6,250rpm
最大トルク650Nm/2,750rpm-5,500rpm
WLTC燃料消費率9.6km/L

希望小売価格(消費税込)
モデル希望小売価格
BMW M440i xDrive カブリオレ10,890,000円
BMW M4 カブリオレ・コンペティション M xDrive14,330,000円

※上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格です。
 また「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。
※右ハンドル仕様。
※AT仕様。

 

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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