BMW、ハンズオフ運転、スマホ操作できる2代目「4シリーズ カブリオレ」を発売【新型】

ビー・エム・ダブリューは2月25日、4シリーズのオープンエアモデル「新型4シリーズ カブリオレ」を発表し発売した。ラインナップは、「420i カブリオレ」「420i カブリオレ Mスポーツ」「M440i xDrive カブリオレ」の3グレードで、納車時期は3月以降を予定している。

エクステリアデザインは、4シリーズ クーペ同様に、1930年代に一世を風靡した「328」、1960年代に登場した「1600」「2002」と同じ縦型デザインの大型キドニーグリル、立体的かつ有機的な曲線、ライト周りをブラックアウトしたBMW伝統のL字型リヤコンビネーションライトなどを採用し、キャンバス製のソフトトップは約18秒で開けることができる。Mパフォーマンスモデル「M440i xDrive カブリオレ」は、各エクステリアパーツ（キドニーグリル、エアインテーク、ドアミラーなど）にセリウムグレーの専用アクセント、Mリヤスポイラーなど、存在感＆空力性能を高めた外観となっている。

パワートレーンは、「420i カブリオレ」「420i カブリオレ Mスポーツ」が2.0L直4DOHC ターボエンジン（最高出力184PS／最大トルク30.6kg・m）、「M440i xDrive カブリオレ」が3.0L直6DOHCターボエンジン（最高出力387PS／最大トルク51.0kg・m）を搭載し、トランスミッションは「420i カブリオレ」がステップトロニック付き8速オートマチックトランスミッション（8速AT）、「420i カブリオレ Mスポーツ」「M440i xDrive カブリオレ」がステップトロニック付き8速スポーツオートマチックトランスミッション（8速スポーツAT）を組み合わせ、「M440i xDrive カブリオレ」の0-100km/h加速は4.9秒（欧州仕様車の値）を実現している。ボディは、オープンエアモデルらしいダイナミックな走りを実現するためサスペンション取り付け部やアンダーフレームを強化するとともに、高剛性とすることで、ロール剛性を強化、キレのあるスポーティなハンドリングに加え、オープンエアモデル特有の補強を施してソフトトップを開けた状態での衝突時における安全性能を向上させたほか、「M440i xDrive カブリオレ」にはインテリジェント4輪駆動システム「BMW xDrive」、Mアダプティブサスペンション、Mディファレンシャルを搭載して、悪路でも安定したコントロール、スポーティな走りを実現することができる。

先進安全装備は、高速道路の渋滞時にドライバーが常に前方を注視して交通状況などに応じてハンドルを確実に操作できる状態にある場合に、ハンドルに手をそえないで走行することができる「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」、ACC／アクティブクルーズコントロール（ストップ＆ゴー機能付き）、レーンチェンジウォーニング、レーンディパーチャーウォーニング（車線逸脱警告システム）、ステアリング＆レーンコントロールアシスト、アクティブサイドコリジョンプロテクション、衝突回避・被害軽減ブレーキ（事故回避アシスト付き）、クロストラフィックウォーニング（フロント＆リヤ）などをセットし、高性能3眼カメラ＆レーダー＆プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度＆正確性が向上した「ドライビングアシストプロフェッショナル」、35km/h以下での走行時に直近の50m走行を記憶し、通った道を自動で後退できる「リバースアシスト」、ペダル踏み間違い急発進抑制機能など、最新の安全運転支援システムを標準装備している。

コネクティビティは、起動する際に呼びかける言葉を任意に設定できる対話型AI音声会話システム「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」、車両のロック施錠＆解除、エンジン始動をiPhoneで操作できるなどの機能を備えたコネクテッドサービス「BMWコネクテッドドライブ」を採用している。

また、3年間の主要メンテナンスの無償提供、タイヤ＆キーの破損や紛失の際の費用サポートなどを含んだ「BMWサービスインクルーシブプラス」を全車に付帯する。この「BMWサービスインクルーシブプラス」は、2016年から全モデルに標準で付帯された新しいメンテナンスパッケージとなっている。