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投稿者評価
平均
【総合評価】
3代目でFFベースに転身したエルグランド。低全高パッケージを採用したのも大きな変化点で、2代目までの特徴だった見晴らしのよさやルックスの威圧感は後退した印象がある。得たモノは、安定した走りや乗降性のよさだが、この世代交代には賛否の両論が入り交じる。14年1月のマイチェンでフロンZトマスクの押し出し感を高め、シートアレンジや荷室の使い勝手に改良を加えたが、残念ながら今(15年2月現在)も自動ブレーキやアイドリングストップの設定はなし。対応を急いでほしいと思う。
【良い点】
4気筒の「250」でも車重2トンを超えるエルグランドだが、それを考えればフットワークの実力はたいしたものだ。よく踏ん張るリヤサスがカギで、たとえ峠道の下りでも安心してスポーティな走りを楽しむことができる。本来の高級ミニバンの用途とは異なる走りのシーンだが、ドライビング好きのお父さんも楽しめる実力の持ち主だということだ。ノーズが重い「350」よりも「250」はアンダーステアが軽く、よりファンな性格を持つ。
もちろん、豪快な加速フィールを望む人にはV6の「350」がお薦めだが、多人数乗車のロングドライブを想定しても、「250」の走りの能力はリーズナブルなもの。登坂や追い越しの場面のゆとりは少ないが、クルージングの快適性は高級ミニバンにふさわしい。CVTの変速が自然になったことも、最新の「250」を評価する点だ。乗り心地については、18インチタイヤを履いていても荒さはなく、十分快適に仕上がっている。
【悪い点】
4気筒の心臓は、中高回転域まで回すシーンではやはりノイジーに感じる。アイドリングストップを搭載しないこともあり、燃費があまり伸びないのもうれしくない点だ。走り味の面では、きつめのステアリングキックバックもエルグランドの悪癖といえる。
そしてパッケージ。ライバルをアルファード/ヴェルファイアとすると、広さや開放感、見晴らしのよさでは太刀打ちができない。どっちつかずのパッケージが、Lクラス高級ミニバンとしてのエルグランドの最大の悩みだろう。
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総合評価
| 外観のデザイン・ボディカラー | 走行性能 | 乗り心地 | 価格 |
|---|---|---|---|
| 4.5 | 4.2 | 4.5 | 3.7 |
| 内装・インテリアデザイン・質感 | 燃費・経済性 | 装備 | |
| 4.5 | 3.0 | 4.3 |
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174.5
52.8
95.1