縁石ヒットでタイヤ破損。ホイールの傷からは想像できないダメージが車両に～です。ホンダ：フリード｜車検・点検・修理のグーネットピット

ヴェヴェロヴェロ～と、音と共にご入庫。「タイヤ１本欲しいです」とご依頼です。音の発生元は左前輪のタイヤからで、破損しエアが抜けた状態でした。お車はホンダ：フリード。原因は「縁石に引っ掛けたのよ」と。少々遠方からお越しのお客様です。
「ホイール大丈夫ですかね？」のコメントに、これ以上損傷させない様、その場で、当社のホイール（冬タイヤ+鉄ホイール）に取替て移動。ホイール単体では、ガリ傷はありますが、大きな変形と振れは無く、バランスも悪く無い（10～15g）模様。新品タイヤを１本取付て、なんとか自宅に戻れれば、いつもの車屋さんに修理相談致します～の流れでした。
車両へ取付って時に、足廻りの角度に違和感が・・。ロアアームに圧入されてるロアボールジョイントの根本から、抜けておりました。
その状況はこちら↓↓

この状態に、タイヤが破損した状態で走行してきた現状を、知ってしまうと恐いですね。
余談ですが、
二次災害防止の為にも、ロードサービスをご利用頂く事が、一番と思います。私もここ７年位で、２回、私事で使わせて頂きました。助かっております。

走行するに最低限必要な、左前輪ロアアームの在庫は、ホンダパーツセンターに１本有りました。あと３０分以内の注文で本日午後（１５時頃まで）お届け可能と部品屋さんより。ただ、部品代で、￥17,000円を超えます。できれば、ストラット、ナックルの変形も懸念されるので、リサイクルパーツ（中古部品）などで、ソックリ交換するご提案が一番な気もします。
ここでご報告。状況確認とご提案をお伝えです。
「タイヤを新しくしても、通常の走行はムリです。保険のロードサービスで、いつもの車屋さんに運んでもらって、リサイクルパーツでソックリ交換が・・・」とご提案。
「ロードサービス使ったら、保険料高くなるんじゃ・・。使った事無いし・・」と、ご心配されてました。ので、代わりに電話させて頂きました。すると、ロードサービス付帯のご契約なので保険料は変わらず、大丈夫です。の、回答を頂きました。
選択肢が増えた事をお伝え。選んで頂く事に。すると、
「時間かかってもいいので、ここで何とかなるのであれば、自走で帰りたいです」と。
かしこまりました。
早速、新品ロアアームを注文。現在AM10：30分。夕方までお時間を頂く事で。

冒頭のロアボールジョイントは、フリードの場合、ロアアームに圧入接合。いわゆる取れたらイケない部分です。衝撃の角度が影響しているのか、希な壊れ方です。
ただ、ロアボールが抜けても下側にって構造は、万一の為になってる気がしました。（考えすぎかもですが）
新品のロアアームを取付。サイドスリップ調整。で、作業は完了。
試運転の感じは、明確なハンドル取られも無く、ホッとしました。通常的な走行は、出来るレベルになったと言えます。
補足として、
今後の経過観察として、左前輪タイヤに片減りなど、顕著に出る場合は、ストラットとナックルの歪みがある可能性です。もし、いつもの車屋さんから、修理や状況を聞きたい事があれば、遠慮なく連絡して下さいとお伝えし、お引渡しになりました。
お時間のご協力ありがとうございます。