エアコンのエバポレーター洗浄。訳あって通常施工とは異なります。スズキ：スイフト｜車検・点検・修理のグーネットピット

エバポレーターの泡タイプ洗浄剤。エアコン吹き出し口からの、臭いやカビなどを軽減する目的で施工するのが一般的です。が、今回のはそれと少し目的が違ってます。お車はスズキ：スイフト。
とある所でエアコンフィルターを取替。その大きさが２～３割小さいもの（適合が合わない）が取付けられてた案件で、そのまま半年近く使用（マイカー通勤）してたとの事です。濾紙面積で２～３割分のゴミが通過した？という事になります。とある所の対応は、車両に適合（大きさも）したフィルターで高級タイプに交換すれば大丈夫です～。のコメントに、Ｈ様がご納得できません。
「虫とかの死骸も入ってってますよね・・。キモ～」と。エバポレーターの交換だけでは無く、ヒーターユニットの分解＆洗浄までしてもらわないと納得が～の勢いでした。
エアコン用クリーンフィルターは、エバポ詰まりを防ぐ、すばらしいフィルターです。ただ、取付具合は、エンジン用のエアエレメントの様に、ゴムパッキンでピタッとなってる訳では無いので、多かれ少なかれゴミは通過すると思います。

気になる「虫の死骸」が無く、あっても吸いだして、エバポレーターを洗浄すれば、そこまで心配する事は無いと思います・・のご提案で。
もし、ヒーターユニットまで分解し洗浄した場合に、細心の注意を払っても、パネル類に小傷や、脱着しただけでも、薄く跡が付く場合がありますので・・。と、ご説明で、ご了解となりました。
しっかり確認する為、ブロアモーターは取外し。エバポレーター直前の状況は、ヒーターレジスターを取外し、そこからカメラで確認。念の為、掃除機にホースを付けて吸引。満遍なく洗浄剤が行き渡る様に、ホースの先を工夫して～、の内容で。
この洗浄剤での施工は、通常、ブロアモーターやレジスターは取り外さないで注入します。が、ここが今回は違う所になります。
奥の方をカメラで確認。少々埃っぽい感じはありますが、状況は悪く無いと言えます。
即席の、掃除機に延長ホースを入れて、奥から撫でる様に吸います。ブロアモーターを外しているので、そこからのアクセスしています。

洗浄剤を奥まで行き渡らせたい。です。付属のプラ製ホースは、ネズミの尻尾状態の、クルクルな癖が付いてます。そこで、ワイパーゴムに付く金棒（鉄ごみです）を、ホースの先端までくっつけて、矯正して使うイメージで。
ワイパー金で傷が付かない様に、先端部分はテープでグルグルに。ガイド出来てる模様です。
あとは、スプレーをプッシュ。泡（洗浄剤）を充填。
ブロアモーターからの通路も洗浄したいので、レジスターを装着し、モーター側から充填。
ブロアモーターとエアコンフィルター取付周辺は清掃して。

組み戻し、引き続き、通常のエバポ・クリーナー施工となり、作業完了。
H様も「良かった～。安心してイイんですね」と。
お役に立ててホッとしました。施工理由が、臭い、では無く、気色悪いでしたので。
余談ですが、
取付ける前に新旧を比較する。入れた時に違和感があれば確認する事。これって大事ですし必要な事です。
この案件で、当店でも、身が引き締まる思いです。