1994年9月に誕生したマツダの「AZワゴン」は、スズキの「ワゴンR」からOEM供給を受けて生産された自動車です。このクルマには、「ワゴンR」の特長であるスペース効率や機能性などがそのまま引き継がれています。初代モデルは、左側に後席ドアを持つ1対2ドアタイプでしたが、2代目以降、5ドアとなりました。なお、2012年に実施された「ワゴンR」のフルモデルチェンジに伴い、車名が「フレア」に変更され、「AZワゴン」の車名は終了しました。2010年8月発売モデルのグレードについては、ベーシック仕様の「XG」と、エアロパーツ、本革巻ステアリングやフルオートエアコンなどを装備する「XSスペシャル」がラインナップされています。このモデルでは、CVT車および4AT車の全車両に「エコドライブインジケーター」が新たに採用されており、燃費効率の良い走行状態の時にランプが点灯することで、ドライバーにエコドライブへの意識啓発を図ります。そのほか、このクルマの特別仕様車については、2011年12月発売モデルに設定されている「XSリミテッド」(駆動方式FFとフルタイム4WD)などがあります。この車両では、エクステリアにブラックメッキタイプのヘッドランプ、インテリアにスエード調のシート表皮材や青い刺繍が施された本革巻ステアリングホイールなどが採用されています。また、オートライトシステムやドアの施錠・開錠と連動して格納・展開するドアミラーが装備されている他、駆動方式FFには、運転席シートヒーターが設定されています。※記載の文章は、2018年11月時点の情報です。