シートの「ヘタリ」　座る度にスポンジ片が落ちてくる　運転席の座面クッション（パッド）交換　ホンダ：ストリーム｜車検・点検・修理のグーネットピット

「掃除しても・・・、スグこうなる」車両はホンダ：ストリーム。運転席シートの座面スポンジがポロポロと、座る度に落ちてきます。
シートを確認すると、乗り降りで一番力がかかる部分が「ヘタッて」ます。というよりも、その部分は、既にスポンジが無くなってスカスカな感じも。
部品を調べるとシート座面（正式名・パッド＆トリムComp）の供給がありました。年式が経過（今で１１年落ち）すると早めに製造終了になる系の部分なので、良かったです。
中古部品で交換しても同じ劣化度合いだったりします。社外の高級シートまで求めてない場合は、新品が入手できる内に対応する事がベストであります。
（※万一製廃の場合でもスポンジ修正は可能です。が、生地の同一は難しいです）
今回用意した部品は、シート座面とサイレンサー（フィルム状の音消し）の２点です。
クリップ（針金状の）は再使用で。
では、早速シートを車体から降ろします。フロア中央の小物入れを外してから、シートの取付ボルトへアクセス。小物入れのイルミネーション電源コネクタと、シートベルト用のコネクタが繋がってるので、注意です。

ここから、座面両サイドのカバーを外すのですが問題？が発生。
リクライニングレバーのカバーが固くて抜けません。引っ張ってパコっとなのですが、指力ではなんともならずです。取付けは入れるダケなんですけどねー。
破損しても数百円。最悪は後日取付させて頂く事での破損覚悟で。
養生テープを巻いて、ウォーターポンププライヤで挟み、そのプライヤーをハンマーでコンコン叩く。といった悪い工具の使い方ですが、ズコッと取れました。
レバーカバーは？・・・無事です。傷も無く、再取付時もOKでした。
余談ですが、
壊れてもイイや～と思い切りヤルと壊れないもので、その逆は・・・です。整備アルアルの「大胆で繊細に」が、タマタマでしょうが生かされました。
コレ一つで、若干額に汗。
後半の表皮取付時に握力を残しておきたいのに、消耗感が大きくしばし休憩。
やっと進められ両側のカバーが外れました。

表皮とクッション（スポンジ）の中央部は接着してあります。シート骨格へのクッション固定は、表皮で押さえてる方式です。
順に、表皮が引っ掛けてある爪を外していきます。
表皮を引っ掛ける箇所や通し方は、忘れやすいので画像を取りながら。
今回の不具合部分は、案の定ボロボロになってます。
車を降りる動作で力が加わる下に、骨になる棒があります。スポンジが直に骨に当たる模様で、劣化（削れ）の進みが早くなってる？気がします。
気休めかもしれませんが、この部分（骨）に養生テープを貼ったまま新品クッションを取付ける事にします。

サイレンサーを交換し、新品パッドを取付けて行きます。
サイレンサーはズレるので、端をテープ止めしておくと楽です。
折り返しで、スポンジをギューと絞りながら表皮の爪をパチっと引っ掛ける。を繰り返して行きます。新品のスポンジ（クッション）は張りがあるので、表皮を無理に引っ張ったりすると切れたりします。ので、絞りながら様子をみながら。
先程の握力の件は、ここに残しておきたかったのです。

車体にシートを戻す前に、折角なのでバキューム清掃。
張り具合はイイ感じです。
座面がしっかりしていると、座った感じもかなり変わりますね。
本題は、
掃除してもスグ、スポンジ片が「ポロポロ」の修理でした。