山形鈑金　マークⅡクオリス　リアバンパー交換塗装｜車検・点検・修理のグーネットピット

鈑金作業のご紹介です。
今回ご入庫されたお車は「マークⅡクオリス」
リアバンパー、ヘッドライトのお取替作業です。
H7年式と今となっては中々古いお車ですが、とても貴重性が高く、
交換部品一つとってもなかなか新品では見つけることが難しく
さらに純正パーツでも塗装済みの部品ががありません。
こうなると「バックオーダー」となり注文が入ってからの生産となり、
その内生産事態が終了してしまいます。
早速部品を探したところリアバンパーを見つけることはできましたが
塗装が施されていないものとなりますので、合わせて塗装を行っていきます。

四枚目の画像に注文部品が写っていますが、真っ黒ですよね？
これをオリジナルの車体色に合わせ塗装を施し組みつけていきます。
まずは塗料がしっかりと密着するように足付け作業（部品の表面に細かい傷を付ける）
を行い
更にガスプライマーというバーナーの火を使った特殊なプライマー処理を施します。
仕組みは特殊な液体を混合した可燃ガスを燃焼させ、その炎を足付け面にササっと当てて
酸化ケイ素粒子が0.02ミクロン（髪の毛の太さの約1/5000）という非常に小さな粒子を
点在させることにより眼に見えない凸凹が作られ、そこへ塗料が流れ込む形になり密着性が飛躍的に向上します。
次に調色作業へと移りますが、測色機を使用し微妙な色合いを
調べていき様々な色を調合し作り上げます。
比率を少し変えただけで目に見える色は変わりますので、慎重に作業します。

クオリスのリアバンパーはツートーンカラーの為、最初にｼﾙﾊﾞｰに染め上げた後に
色を残したい部分だけマスキングしその他を白色に塗装していきます。

そうする事により綺麗なツートーンカラーへと変貌します！
塗装作業では細かく染めたい部分だけをと思い作業してもムラの原因にもなりますし
全体的な色合いを考えても少し広範囲に渡り施していく事が重要です。

塗装作業において簡単に説明させて頂きましたが、実際は何度も塗りを繰り返しますし
乾燥の時間も考慮しますとなかなか時間もかかり、大変な作業です。
【乾燥時の様子画像】

次にヘッドライトの交換作業です。
紫外線や細かい傷によりヘッドライトが年々少しずつ曇りだし、
見た目も明るさも悪くなります。
表面を削り磨くだけでも比較的綺麗になりますが、今回は交換する事とさせて頂きました。

交換前のヘッドライトと交換後のヘッドライトの透明度の違いに驚きますね！
全て作業完了した後の写真を撮り忘れてしまいましたが、
お客様のご要望にしっかりとお答えする事が出来て何よりでございます。