板金塗装 山形　事故修理　NBOX　部品取替え｜車検・点検・修理のグーネットピット

山形市にお住いのお客様より板金塗装修理依頼です

交差点で左折してきた車にぶつけられ車体損傷したようです。

写真から分かるように、かなり広範囲にわたりキズに凹みが見られます・・

そしてホイールにも接触した形跡があり、足回りに異常が見られないか

検査する必要もあると判断。検査、作業にうつります。

タイヤを取り外しホイールバランスを測定してみたところ、

数値的にも目視で確認した場合も明らかにタイヤが振れている

事が確認できました。ぶつかった衝撃で歪んでしまったんですね・・。

その後足回りに異常は確認できなかった為、原因である

ホイールを交換する事にご了承頂きました。

ボデ―補修の工程に移ります

今回の修理はフレーム（内板骨格）は損傷していませんでしたので、

外についているパネル（外板）を板金、

損傷が激しい部分を取替えしていきます。



作業を施さない個所や車の中を塗料で汚さないように、

ストレスなく綺麗に仕上げられるよう等の理由で『マスキング』

をしていきます。写真のよう（ビニール、新聞紙等をテープで部分分け）

その後作業箇所の汚れや古い塗装材を磨き落とします

凹んでいる部分をスタッド溶接機でワッシャーをボデーに溶接し

スライディングハンマーで引き出したり、ハンマーで叩いたり

様々な方法で、なるだけ平らになるよう繰り返し作業を行います。

『車に金属なんて溶接して跡残らないの？』など思う方

いらっしゃると思いますが溶接されたワッシャーは捻じる力には

弱く引っ張られる力には強い特性を持っているので

すぐ取り外せますし磨けばすぐ削り落とせるくらいの跡しか残りません

次に行うパテ塗の工程では小さな凹凸をも無くしていくために

塗る削るをサンドペーパー等の鑢を使い繰り返していきます。

この作業もそうですが板金作業は知識はもちろんの事

経験や勘が仕上がりに大きく影響してきます。

最初から最後まで慎重に、丁寧に行うので

慣れという文字はなくいつも全力ですｗ

さて、極限まで平らにしましたらパテが硬化する時に

空気が膨張し外に抜けた際小さな穴があいてしまうため

更に細かい、仕上げのパテを表面に擦り込んでいきます。

完全に乾燥したら『サフェーサー』を吹きかけ下地完了です

サフェーサーは表面のキズ等を埋めて面を馴らすというモノです。

とても重要な作業で仕上がりに大きく影響します。

手で触ると凹凸もなく、つるつるです！
さて、いよいよマスキングからの塗装作業にうつります。

塗装を施したい部分以外の個所に塗料がかからないように

細心の注意を払い隙間なくテープやビニールを貼りつけていきます。

ここまでで塗装作業の七割が完了ですね（Ò∀Ó）

最終的な仕上がりはこの、

下準備が最も大切と言っても過言ではないと思います！

ここがしっかりできていないと、どれだけ塗装がうまくいった

としても塗料の剥がれなど後々のトラブルに繋がります。

今回は３コート。

ベースカラー、ホワイトパール（ラメ入りホワイト）、クリア

の三層から形成されます。

動画取るのに夢中でまさかの写真撮り忘れで

ホワイトパール塗装後の写真がありません。。

光沢がない方がベースカラー

光沢ある方がクリア塗装後の写真です

塗装が完了しましたら乾燥するまでしばらく時間おきます。

そして次の日っ

シッカリと乾燥した　NBOX　を磨いていきます。

磨きの作業で塗膜の荒い部分を落とし、

綺麗に見えるよう仕上げていきます。

画像の手だけ映っているように見える指先にはボデーに

ついた埃を削り落とすことができるカッターが握られているのです！

シャリシャリっと擦るだけでツルツルになります！

塗装したての塗膜、表面は凸凹と波うっているのですが

そこをいい具合に平らにしていくことで光沢を更につくり

新車に近いボデーを作りこんでいきます。

磨きの作業が終われば後は、どんどん組みつけていき

作業完了となります

今回交換した部品と完成写真です（ÒｖÓ）

板金塗装の費用は同じ車でも傷の種類が一台一台必ず

違いますし、どんな色かでも変わってきます。