BMW MINI CLUBMAN F54 エンジン 冷却水 漏れ 異音 点検 修理 診断 オイルパン サーモキャリア オルタネータキャリア タイミングケース 交換 輸入車｜車検・点検・修理のグーネットピット

こんにちは！
今回はエンジンオイルと冷却水が漏れているのと、エンジン始動中ガタタタタと異音が出ているBMWミニ・クラブマンの修理の様子をご案内します

事前にお車を点検させていただき、お見積りの上作業とさせていただきました
まずはエンジンオイルパンから！
全景です
もっと近づいて見てみると・・・

エンジンオイルパンのつなぎ目やボルト穴から雫になっていますね

後ろ側のエンジンマウントもオイルまみれになっています
オイルパンから漏れ出たオイルがエンジンマウントのゴムを痛め、エンジンの振動を吸収しきれずにガタタタと音が出ているようです
以前、右側のエンジンマウントも割れが確認できたので交換させていただき、幾分振動は収まり気味ではあったのですが、やはりこちらもダメなようです
今回はエンジンオイルパンを脱着修理するにあたり、後ろ側エンジンマウントも同時に外してしまいますので、こちらは部品代だけでのご請求で交換とさせていただくことにしました！

そんなわけでサクッと外してしまいます！
こちらのお車、なんと走行距離が17万ｋｍ越えのターボ車ですが
オイル管理がとてもよく、走行距離に見合わないほどエンジン内部がきれいな状態です！
オイル管理の大切さがよくわかるお写真だと思います

つづいて冷却水の漏れ修理です
ちょっと見づらいんですが、白いモコモコってなっている場所がありますよね
こちらが冷却水が漏れている部分になります
ウォーターポンプと、冷却水接続配管の2か所になります
こちらはまとめてサーモキャリアという部品での交換修理となります

で、そのサーモキャリア脱着の為にファンベルトを外すタイミングで気が付きました
エンジンのフロントタイミングケースカバーよりエンジンオイルが滲んできています
どうせファンベルトも外しますし、同時の作業で交換の方が効率もいいですし後程の修理も必要がなくなります
部品代も極端に高いものでもないので、追加での交換おすすめさせていただき、交換修理となりました
部品は少し特殊な構造をしています
マニュアル通りに圧入取り付けです

オルタネータを摘出すると、サーモキャリアが見えます
エアコンコンプレッサーもずらし、サーモキャリアを抜き出します
ウォーターポンプとサーモスタットと、オルタネータのステーも兼ねた部品になっているんですね
そのためオルタネータキャリアとも言います
こうやって新品と見比べてみると冷却水が漏れている箇所2か所がわかりやすいですね！

取り付けはもちろん規定トルクで！
トルクレンチを使用してしっかりとりつけます

エンジンオイルパン脱着の為にオイルを抜いたので、新しいエンジンオイルを入れていきます
当社は輸入車のお客様にはこちらのWAKO,s EURO TOURINGを使わせていただいております
やはり欧州と日本ではエンジンにかかる負担が全然違いますから・・・エンジンを労わる意味も込めて適合オイルをおすすめしています
サーモキャリア脱着に伴い冷却水も抜いたので、こちらも充填
バキューム方式で冷却水を入れたら、車両をエア抜きモードにしてさらにエア抜きを行います

最後は数十キロ走行した後、オイル漏れや冷却水の漏れがないかを点検します
大丈夫ですね！
エンジンオイルまみれになっていたセルモータももちろんキレイにしたうえで取り付けさせていただいております
後ろ側エンジンマウントも新品になり、ガタタタと出ていた異音もなくなり、快適になりました！
あんまりキレイなのでアンダーカバーで隠してしまうのがもったいないです(笑)

いかがだったでしょうか？
国産車でも輸入車でも、快適にお乗りいただけるよう丁寧に作業しております
点検、修理のご利用、ぜひお待ちしております
修理のご利用、まことにありがとうございました！