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こんにちは！
今回はR60ミニ　クロスオーバーのオイル漏れ修理の様子をご案内します
これも事例を探してみたら思いのほか少な目でしたので
こういう作業だよ！というご参考になればと思います

漏れの様子はこんなかんじになっています
車の下が黒々と！
オイル漏れを確認して一度洗浄しているのですが、しばらくエンジンを掛けておいたらまたオイルが漏れてきてこのように汚れている感じです
漏れ箇所はエンジンの上の蓋の役割を果たす部品
タペットカバーというものになります

R系ミニのタペットカバー
非常にアルアルトラブルですし、交換事例もたくさんあります
私も何度も交換したことがあります
だいたいこのようになってると思います
結構簡単で、慣れていれば5分ちょっとでもう外せちゃいます

これが今回のR60クロスオーバー　クーパーD ALL４のエンジンの様子です
全然違いますね(笑)
見るからにエンジンにいろんなものが
ディーゼルエンジンでの交換事例が少なかったんですよ
このエンジンはN47という純BMW製エンジン
3シリーズなんかに縦置きで置かれているエンジンのバリエーションの一つです
向きこそ違いますが、ほぼほぼ構造は同じです
漏れ方も一緒
タービン側に漏れたオイルがめちゃくちゃ溜まります

そんなわけでタペットカバーを外したい！
インジェクターやハイプレッシャレールなんかが鎮座しています
この辺りBMWのエンジンって感じですね！

インジェクターはなんとか外れてくれました
万が一破損してしまうと・・・1本13万円だったかな・・・？忘れちゃいましたが結構いい値段です
また、脱着に関わらずそもそも汚れなどのトラブルによる修理・交換が必要になるケースも出てきます
燃料添加剤や燃料フィルタ交換など、定期的なメンテナンスがディーゼルエンジンの場合はモノをいいます
そしてなかなか外れないタペットカバー・・・
イリュージョンしてうまいこと外れました
本来であれば1本のフューエルラインが邪魔になるので、それを外すためにインマニも外します
徹底的なメンテナンスをご希望であれば、この段階でインマニ側の煤取りもいいと思いますね

これが問題のタペットカバー
わかりますかね
いくつかのピース構造になっており、つなぎ目が経年劣化で割れてくるなどで漏れてきます
よってガスケット交換だけでは直りませんし、仮にガスケットからの漏れ修理であったとしても、しばらくしないうちに再修理・・・なんてことにもなりかねませんので、ちょっと値は張ってしまいますが新品タペットカバーASSYでの交換が一番間違いありません
決して工賃が安い作業でもないので、一回で済ませてしまった方がリーズナブルです
また、年数が経ってるお車ですと同時に交換した方がいいホースなんかもあるかもしれません
その場合は別途交換修理で対応させていただきます

燃料のラインを外してますので、エア抜き作業が必須となります
どうせなら燃料フィルタもこの際に交換しておきましょう
エア抜きはテスターが必要になります
当社には対応テスターがありますので作業可能です
最後にオイル漏れや燃料漏れがないかも点検して完了となります
OKですね！
もちろん、作業内容としては同じになる3シリーズやX3なんかも同様に対応可能ですのでよろしくお願いいたします