トヨタ　TOYOTA　ハイエース　バン　KDH　205　エンジン　警告灯　点灯　ラジエータ　交換 故障　診断｜車検・点検・修理のグーネットピット

こんにちは！
今回はH18年式ハイエースバンの修理のご案内です！
エンジン警告灯が点灯し、走りはじめの力が弱く進みにくいというものでした。
さっそく故障診断機にて確認すると、オートマチックトランスミッションの中についている、変速を司るバルブが異常をきたしているようでした
恐らく、力が弱いというのも、本来は１速でスタートになるはずが上段ギヤのままになっているため力が弱いということでしょう
いかんせん、まずは直接見てみるのが一番なのでミッションオイルを抜いてみます
すると・・・

なんということでしょう！
本来は赤い色をしているミッションオイルが白濁しています！！
ミッションオイルの系統に冷却水が混じってしまっています！！
車の前側にはラジエータという冷却装置がついており、その中の隔壁を隔てて冷却液とミッションオイルが通っています
その隔壁が決壊しているということですね！
案の定、冷却水はほとんどなくなってしまっていました
エンジンがオーバーヒートしなくてよかった・・・
この不良のミッションオイルによりチェックランプの点灯原因であるソレノイドバルブが不良になったのかどうかはわかりませんが、いずれにせよ冷却水漏れも直さないといけません

ラジエータを取り外したハイエースの様子です
これを見て、なんかビーム撃ったあとの巨神兵みたいだなと思うのは自分だけでしょうか(笑)
こちらのお車、なんと走行距離が37万kmを超えています！
さすがハイエースといったところではありますが、冷却水を一度も交換している形跡がないことや、年数を加味し、ラジエータ以外にもホース等、いくつか冷却水の通過する部品を同時に交換することといたしました

ラジエータを交換後、今度は警告灯の原因となっているオートマチックのバルブを交換していきます
オイルパンを外してびっくり！すさまじいヘドロ状のものがオイルパンの底にびっっっっしりと！溜まっていました！
恐らくミッションオイルも一度も交換していなかったのかもしれません
あまりの汚さに写真を撮るのをためらってしまいました
普通の車だともうとっくの昔にミッションが不具合を起こしていたでしょう・・・
さすがハイエース・・・

丁寧にオイルパンを清掃し、ソレノイドバルブも交換しました
ソレノイドバルブは接続部分が樹脂で出来ていたのですが、劣化により割れており、それが原因でチェックランプが点灯していました。
全てを組付け冷却水のエア抜きを行ったら、ミッションオイルが本来の色になるまで交換を繰り返し、ミッション内の冷却水を出し切ります！
すべてが終わったら試運転を行い、エンジンチェックランプが消灯し、スムーズに走行するようになったことを確認いたしました！

今回はダブル故障ということで修理いたしましたが、運が悪ければもっと修理箇所が増えていたかもしれません
非常にラッキーなケースだと思いました！
日頃から点検を行っていただいたり、お車の状態を気にしていただくことで未然に高額修理を避けることもできることもありますよ！
当社では定期点検・車検整備・故障診断等お受けいたします！
ぜひご利用くださいませ
修理のご利用、本当にありがとうございました！