三菱　LANCER EVOLUTION X ランサー クラッチ 交換 修理 ミッション 脱着 作業ご依頼ありがとうございます｜車検・点検・修理のグーネットピット

こんにちは！
今回はクラッチが滑ってしまって走行困難なランエボ10のクラッチ交換の様子をご案内します
こちらのお客様はご新規様になります
当社への作業ご依頼、まことにありがとうございます！
早速見ていきましょう

こちらのランサーはマニュアル車です
ATの車両はデュアルクラッチとなりますが、そちらの修理事例とはまた違います
まあ、マニュアル車と言えばクラッチは代表的なミッションの消耗品として有名ですよね！
今回の作業がまさにそれで、クラッチが消耗しきっていることでエンジンはちゃんと吹けるのですがなかなか走り出さないという症状になります
その消耗しきったクラッチを交換するためにはミッションを外す必要があります
ミッションを外すために、サスペンションメンバーやフロントデフなど、地道に外さなければならない部品を外していきます

するとこのようにミッションが降ります！
ベルハウジングの中は削れたクラッチの摩耗粉ですっかり汚れています

一見残量があるようにも見えますが、すっかり減ってリベットもむき出し状態になっています
摩耗限界ですね！
ハイパワーなお車なので、恐らく滑り始めてから一気に症状が悪化したのではないかと思います
自走不能になる前にご入庫いただけたのが幸いでした

今回は強化クラッチなどではなく、純正同等の性能の社外品を使用します
コスト重視で！
とはいえ純正同等品なので、今までと同じ走行距離ほどの寿命があります
ディスクだけでなくご覧のようにクラッチカバーやレリーズベアリングも新品です

外すものを外す
交換するものは交換して
付けるものを付ける
時間さえ掛ければ誰でもできる作業・・・
それが従来のクラッチ交換ですが、ランエボはそうはなりません
フロントデフを外すと、ACD、AYCという電子制御4WD装置のエア抜き作業が必須となります
電子デバイスありきの走りのランエボ！
技術的にはかなりスゴイことをやっているのですが、それ故に必要となるこのエア抜き作業には故障診断機が必須です
もっと言うと、この作業ができる診断機とできない診断機が存在します
当社の診断機は・・・さすがは高級テスターAUTEL！いけちゃいます
3人掛かりでハンドルを回しながらオイルを抜きながら入れながら・・・
無事エア抜きも終わりました
このエア抜きができないと警告灯が点灯したり、最悪エア噛みでAYCポンプを破損してしまいます
なのでしっかりエア抜きをしました

最後に試運転を行い、クラッチの滑りがないこと
走行後は再度リフトアップにて漏れ等ないかの最終確認も行います
結構部品を外したのでテスターにて電子制御系の部品のつけ忘れがないかも確認
オールグリーンでOKです！
この度は修理のご用命をいただきまして、誠にありがとうございました
またのご利用をお待ちしております！


当社は12/29～1/5までの間年末年始の休業とさせていただきます
今年も色々な作業があり、またたくさんのお客様にありがたいお言葉を多くいただけたと思っております
来年もどうぞ、カーショップばんびをご愛顧いただきたいと存じます