マツダ　RX-8　車検整備　スパークプラグ＆イグニッションコイル交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回は平成20年式 SE3P型マツダ　RX-8、車検でのご入庫になります。
自然吸気のヴァンケル式ロータリエンジンは非常に官能性が高く、また現時点ではロータリーエンジンを搭載した最後の量産市販車であるため、生産終了から8年経過する今尚高い人気を誇るスポーツモデルです。
こちらのお車はエンジンチェックランプが点灯していたため診断機を繋いでみたところ、イグニッションコイルの不調が原因でした。
今回は点火系の部品を一新します。

RX-8に限らずロータリーエンジンはエンジン本体が非常にコンパクトで、まるでトランスミッションを延長するかのようにベルハウジングに取り付けられています。
エンジン上部には補機類等が多く鎮座しており、通常上からはエンジン本体がほとんど見えません。

点火系にアクセスするにはエアクリーナーボックス及び写真の吸気ダクトを取り外す必要があります。
エアクリーナーボックスの取り外しに多少のコツが必要になります。

こちらが取り外し後の写真。
四つ並んでいるのがイグニッションコイルです。オーソドックスな直列エンジンと違い上を向いており、プラグコードを介してスパークプラグに繋がっているのが判ります。

続いてスパークプラグ側へのアクセスですが、ロータリーエンジンの場合エンジンの左側面からプラグが刺さっており、左フロントタイヤを取り外すと奥の方に見えてきます。

取り外したプラグと新品の比較写真です。古いプラグにはカーボンが付着し真っ黒になっているのが判ります。
ロータリーエンジンは通常1ローターにつきスパークプラグを二本使用しますが、ローターのリーディング側とトレーリング側で使用しているプラグの形状が違うので付け間違えのないよう注意しましょう。

こちらはイグニッションコイルの比較。取り外しは其々コネクターを外して10mmのナットを一本外すだけなので、そう難しくはありません。
古いコイルは完全に白化してしまっていますね。

併せてプラグコードも交換します。
付け間違え辛いようわかりやすい配列になっていますが、取り外し前の状態をきちんと観察しておきましょう。

交換後の写真です。
点火系がリフレッシュされ、無事チェックランプも消灯しました。



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