Citroen C3 /A5HM01/LLC漏れ ｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回ご入庫の CITROEN C3 ですが、「ヒーターが効かないので、冷却水（LLC）を見るとタンクが空だった」との事でご来店です。

暖房のために室内にエアコンシステムとして、ヒーターコアが有りますが、LLCが減ってヒーターコアまでLLCが循環しないと暖房が効かない症状が現れます、オーバーヒートの一歩手前の事態ですので、車輌をお預かりしてLLCが漏れている箇所を特定致します。

ボンネットを開けて、ひとまず上から目視で漏れている箇所を見てみますが、
見当たりません・・・。

リフトアップして下から確認します。

ミッションケースを伝ってアンダーブレースバーにLLCが滴っています、
ウォーターポンプからは漏ってはいませんね。

こうなると、お約束のサーモハウジングか、エンジン裏側に有って、
サーモハウジングとウォーターポンプを繋いでいる、
クーラントバイパスパイプが怪しいです。

インテークマニホールドやバッテリーを外して詳細に調べます。

エアクリーナーボックスとインテークマニフォールド、バッテリーを取り外して、
サーモスタットハウジングとLLCバイパスパイプを
確認しますが、LLC漏れの犯人はバイパスパイプですね、
バイパスパイプはエンジン裏側に有るので少々厄介です。

パイプの交換はサーモスタットハウジングとも接続されているため、
ハウジングを取り外しますが一旦取り外すとLLC漏れの危険性が有りますので、
同時交換が必須ですね・・・。

またラジエーターアッパーホースに劣化が認められたため、
これも交換したお見積りを試算し、お客様と協議してOKが出ましたので、
部品を手配致します！

サーモスタットハウジング・ラジエーターアッパーホース・LLCバイパスパイプが
入荷致しました！

早速交換作業に入りますが、ここで問題発生・・・。

サーモスタットハウジングには、ヒーターコアへ接続されているIN・OUTのホースが
有りOUT側のホースがヒーターコア側で固着して外せません・・・。

カプラー式の接続のため、壊すと再接続出来ませんが、こうなってはどの道、
ヒーターホースも状態が良くないため同時交換として、追加交換部品の
発生をお客様に報告して了承を得ましたのでヒーターホースを追加発注しました。

取り外した、原因のLLCバイパスパイプとサーモスタットハウジングです。

追加で発注したヒーターホースです、これも交換しLLCを入れて、エア抜きを行い、
LLC漏れが無い事を確認し完成です！

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