RX7 FD3S エンジンOH｜車検・点検・修理のグーネットピット

ロータリーのエンジンOH作業です。
年数も20年を超え、走行距離も20万キロ近く走行している車両も多くなりました。

まだまだ長く乗り続けたいという気持ちで、当社にて作業を依頼されました。
ありがとうございます。

車体からエンジンを降ろして、分解していきます。

補器類をすべて取り外していき、オイルパンを取り外してみると、こんなことに。。。

オイルストレーナーが、ペチャンコになっていました。
しかも、金属片や異物がびっしりと付着しておりました。
これでは、オイルを吸い上げる量も少なくなっていることが考えられます。

そもそも、こんなふうに、つぶれるなんて事はありません。
走行中にオイルパンを当てていたら、その周辺のエンジンメンバーにも傷があってもおかしくないのですが、とくに見当たりませんでした。

おそらく、オイルパンでジャッキアップをさせてしまったのかな？

取りはずしたオイルパン側を見てみると

ガスケットが使われています。（※新車時にはガスケットは使われておりません）

本来、液状タイプのものを使うので、紙タイプのガスケットは使いません
オイルパンが凹んでしまった為に、ガスケットを使ってオイルパンを組み直したのでしょう。内部にも修理した跡がのこっておりました。

他にも分解してみると、前後のステーショナリギヤのメタル部分と、ローターのメタル部分にも傷が入っております。

このまま、知らずに乗っていたら、オイル切れを起こして焼き付いてしまうところでしたね。

他のパーツも順番に洗浄と点検をおこなっていきます。

インテークマニホールドと、インジェクター

インジェクターもホルダーから取り外して、洗浄をおこないます。

ボルト、ナットも同時に洗浄をおこないますが、錆びが発生しているものや、ネジ山がつぶれていたりしたものは交換をおこない今後のトラブルを防ぎます。

このあと、洗浄、点検後に交換が必要となった部品の交換をおこない、エンジンを組んでいきます。

ありがとうございました。

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