Ｓ様Ｌ８８０Ｋコペン、ブレーキ周りのフルメンテナンスとフルード交換。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かり中の
Ｓ様コペンですが
ブレーキ周りのメンテナンスを
やっておきます。

パッドの残量を考えると
おそらく中古車として購入した時に
パッドはお店さんが新品に
交換してくれているっぽいです。

スリット部分には
当然ですが
ダストが詰まってくるので
しっかりとエアブローしておきます。

年間の走行距離は少ない方なので
現状のパッド残量を考えると
パッド交換までのサイクルは
かなり長くなりそうです。

現状把握の為にも
このタイミングで
パッド周りはしっかりと
フルメンテしておきます。

パッドの脱着と
エアブローだけでなく
キャリパーサポートも外して、

スライドピンを外しての
古いグリスを落として
新しいグリスの塗布をしておきます。

グリスに色味が残っているので
納車整備時にスライドピンの
グリスアップはやってくれてるみたいです。

キャリパーサポート側に
古いグリスが当然残っているので
こちら側もしっかりと一度綺麗にして
古いグリスを除去してから
組み付けします。

パッドクリップも
一度取り外して、

パッドクリップを綺麗にしておきます。

キャリパー本体も
ダストを出来る限り落として
ピストンは一度出して
ピストンの動きチェックと
可能な限り綺麗に
掃除できるようにしておきます。

ダストブーツをめくって
ピストンを確認すると
かなりしっかりと
グリスが塗られてます。

ピストンにグリスを塗りたくってあると
将来的にグリスの油分が無くなると
あまりいい事は無いと思います。

必要最低限で
表面に油膜がつくような感じ程度で
十分だと思います。

すべてのグリスは除去できないので
出来る限りでやれる事をやっておきます。
除去した後にラバーグリスを塗っておきます。

ピストンを戻す時も
動きを確認しながら
戻しておきます。

あまり戻りが固いピストンだと
内部の錆びを疑う必要もあります。

このあたりについては
まったく問題無さそうです。

すべて組み付けしたら
ピストンが奥まで戻っている状態で
スライドピンの動きも
最終チェックしておきます。

スライドピンをしっかりと
グリスアップし直してるのに
組み付けすると
動きが悪いキャリパーが
ごく稀にあります。

そういったキャリパーは
スライドピン部分に
歪みが出ているなど
なんらかのトラブルを
抱えている事があります。

こういった作業時じゃないと
なかなか気付けない部分ですね。

こちらについても
考え方がいろいろあると思いますが
ローターとホイールの接触面に
グリスを塗っている車があります。

雪国だと
錆び防止の為などあるかもですが
ここ愛知県だとまず必要ありません。

むしろこの部分へのグリス塗布は
ＯＵＴだと思っています。

念の為、グリスが塗られていないかを
確認しておきます。
特にそういった事は無かったので
お次はリア周りへ。

ドラム内もチェックと
エアブローでのダスト除去、
ドラム調整もすべてやっておきますが
写真をまったく撮っていなかったです・・・。

特に問題がありそうな部分も無かったので
すべて組み付けしたら
ブレーキフルードの交換をしておきます。

フルードも綺麗な状態ですね。
納車整備時に
しっかりと交換してくれているっぽいです。

ただリア側のフルードを抜くニップルに
ゴムキャップが無かったです。

こちらは新品を注文して
取付しておくようにします。

あとはエンジン側で
プラグのチェックなどを
やっていくようにします。