Ｎ様ＧＤＢインプレッサ、フロントフェンダーのツメ折り加工。｜車検・点検・修理のグーネットピット

ＨＫＳ２．２リッターエンジンに
ＧＴ２８３５タービンの
Ｎ様ＧＤＢインプレッサですが
タイヤとフェンダーに干渉により
フロントフェンダーのツメが
めくれてしまったとの事で
ツメ折りをご依頼頂きました。

フェンダーとタイヤが干渉して
ツメがめくれてきてしまっていますね。

まだこの段階で
ちゃんとご連絡頂いているので
手直し可能な内容です。

これを放置しておいて
さらに酷くなってくると
塗装割れに発展して
ツメ折りだけでは
厳しくなってしまいます。

タイヤとライナーの干渉については
車高による
タイヤとの距離になってくるので
これはどうしようもないですね。

それでもフェンダーライナーは
残しておいた方がいいと思います。
考え方や
使い方による部分にもなりますが。

塗装状態を確認しならが
少しづつツメを折っていきます。

塗装だけに気を付けて
ひたすら曲げていくと
１点への力の集中が増して
表側から見た時に
フェンダーが
デコボコになってしまいます。

どうしても塗装が
割れてしまう事もありますが
出来る限り割りたくはないので
なかなか神経を使う作業です。

とにかく少しづつ
しっかりと塗装を柔らかくしながら
曲げ量と表側のデコボコに
気を付けならが作業していきます。

反対側も同様ですね。

こちら側も
ツメ側ばかりを確認していると
表側から見た時に
１点集中しちゃってる事もあるので
全体を確認しながら
少しづつやっていきます。

塗装の一番力がかかる部分を
チェックしながら
これ以上はちょいと塗装が
怪しいかなってところを見極めて
このあたりで止めておきます。

ペタペタに曲げるところまでいくと
塗装割れが発生しそうだったのと
現状のホイールサイズと車高であれば
よほど問題ないと判断です。

実際にストロークした状態を作り出して
タイヤとフェンダーのクリアランスを
チェックしておきます。

これはストロークさせて状態です。
十分なクリアランスありますね。

ストロークした状態で
ステアリングを切って
どれくらいのクリアランスがあるかも
チェックします。

と言うか、
この状態でフェンダーとの干渉が
起きているはずなので
ここを見ておかないと
なにも分からないです。

これだけストロークした状態で
ステアリング全切りってのは
ドリフトしていなければ
よほど再現される事はないと思います。

クリアランスも十分にあるので
まず問題無さそうです。

これ以上を狙うのであれば
塗装割れを覚悟の上で
しっかりと曲げきって
１０ｍｍくらい
フェンダーを叩き出しても
いいかもです。

ツメ折りは完了したので
あとはメインの作業となる
デフからの
オイル漏れ修理をやっていきます。