Ｍ様ＪＺＸ１１０マーク２、トラブルにつながりそうな部分を手直しして納車です。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かり中の
Ｍ様１１０マーク２ですが
特に即これがダメって部分はないですが
基本メンテナンスを任せてもらっているのと
奥さんがドリフトを始めたって事もあり
事前に手直しをしておいた方がいい部分を
このタイミングで対策しておきます。

点検していた時に発見したのが
こちら。

ブーストコントローラーから
ウェストゲートにつながるホースが
溶けちゃってます。

実際に溶けているのは
コルゲートチューブですが
それだけ熱が伝わっているって事ですね。

ホースにピンホールがあくと
トラブルシュートに
時間がかかる事になるので
このタイミングでホース交換と
対策をしておきます。

ブーストコントローラーに接続部分を
ストレートのニップルから
９０度のエルボーに変更する事で
熱害方向へホースが
いかないようにしておきます。

サージタンクが変わっている事で
アイドルコントロールバルブは
日産純正を使用しています。

バルブとサージタンク側の接続は
ホース・ワンオフの
アルミパイプ・ホースって感じで
接続されています。

このホースがかなり劣化していました。

亀裂入りまくりですね。
このタイミングで
ホース交換しておくようにします。

パイプ化でもいいんですが
特に熱害が発生する場所じゃない事と
短い距離で
ホースの接続箇所を
あまり増やしたくないので
パイプは撤去して
ホース１本での接続へ変更しておきます。

狭くてかなりやりづらいですが
ホース交換完了です。

ブレーキ周りもチェックしておきます。

パッドのスリット部分には
どうしてもダストが詰まってきますね。
端部分にはバリが出ているので
バリ取りとダスト除去をしておきます。

リアも同様ですね。

ドリフトでサイドブレーキを引く事が
増えたはずなので
ドラム内もしっかりと
チェックしておきます。

パッドの残量は問題ないですが
ローターがちょいと
減ってきてるかなって感じです。

現状は問題ないですが
次の車検あたりで
パッド・ローターの同時交換が
おすすめかなと。

納車時にそのあたりの事を
オーナーさんにお伝えしておきます。

現状の把握と
次車検時に必要な事を知っておいてもらうのは
大切な事だと思います。
予算組みもしやすいですしね。

サイドブレーキの
引きしろ調整もしておきます。

下廻りチェック時に
気付いたんですが
デフオイルが垂れてます。

デフオイルはお店さんで
変えてもらったと聞いてたんで
すぐ判断は出来ましたが
オイル交換後に綺麗にしておくのは
とっても大切です。

交換した時の形跡なのか、
オイル漏れなのか、
即判断出来なくなっちゃいます。
ちゃんと綺麗にするように
依頼しておきます。

あとは最終の走行チェック、
全開域のチェックをして
問題がなければアンダーパネルを装着、
完全に冷えた状態で
クーラントサブタンクの
レベル調整をしておきます。

Ｍ様、今回も県外から
車検のご依頼ありがとうございました。

安心して
ドリフト練習できる状態になってます。

かなり難しい仕様ですが
好きな車でやりたいって事なので
少しづつ慣れていきましょう。

ドリフト練習の難易度としては
ＭＡＸのつもりで覚悟して下さいね。