Ｋ様Ｌ８８０Ｋコペン、プラグはまったく締まっておらずヒューズボックスのハーネスはムチムチに。｜車検・点検・修理のグーネットピット

各部の点検でお預かり中の
Ｋ様コペンですが
プラグもチェックしておきます。

プラグチェック時には
コイルもしっかりと確認します。

外した４本のうち２本は
コイルにオイルが付着していますね。

プラグホールパッキンから
オイル漏れしているみたいです。
このあたりの事は
オーナーさんにお伝えしておきます。

プラグを緩めた瞬間に気付きましたが
プラグまったく締まっていないです。

締まっていないというか、
ガスケットがまったく潰れていないですね。
右がしっかりと
トルクを掛けてガスケットを潰した状態、
左がそのまま外した状態です。

分かるかな？
ガスケットすらも潰れていないです。

プラグレンチをプラグにセットして、

ガスケットが潰れる感触を確かめながら
プラグレンチを回して
本来のトルクまで回した状態がこちら。

１／８回転じゃなくて
３／４回転くらい回ってます。

すべてのプラグが同じようなトルクだったので
すべてやり直しておきます。
プラグは新品へ
交換すればＯＫって物じゃないです。

しっかりと締付しておかないと
圧縮吹き抜けの原因にもなります。

最初にご来店頂いた時、
エンジンルームを確認して
違和感を感じた部分がありました。

ヒューズボックス下のハーネスが
エアコンパイプに引っかかるようになっており
ムチムチな感じになってます。
明らかにハーネスへ無理をさせている感じです。

ヒューズボックスをズラして
ハーネスを確認したら
エアコンパイプの保護チューブに
押し付けられているのが
良く分かると思います。

一部ハーネスをボックスから外したりして
ハーネスやエアコンパイプに
無理な力が掛からないように
取り回し変更しておきます。

タワーバーの取付かなにかで
ボックスを若干移動させてるっぽいですね。

取り付けボルトが長すぎて
ヒューズボックスに当たっていました。
こちらもボルトを
短い物へ変更しておきます。

こういった部分を
作業した時に
問題のないようにやっておかないと
後から手直しをしないといけなくなります。

そのままにしておけば
ヒューズボックス割れにつながる部分ですね。

ヒューズボックス下には
元位置に取り付け出来なくなった
カプラーが転がっていました。

カプラークリップを移設する事で、

ちゃんと固定出来るように
変更しておきます。

写真じゃ分からないと思いますが
変更後は
ハーネスに無理な力が掛かったり、

エアコンパイプへ
無理に巻き付くような事が無くなりました。

社外パーツの取付ってのは
こういった部分も重要です。

とりあえず取り付けするだけなのと、
各部に無理をさせずに取付するってのでは
まったく違ってきます。

こういった配慮が無理であれば
本来は社外パーツなんか
装着しちゃダメなんですね。

その時に問題が無ければＯＫって
考えもあるかもですが
せっかくお金出して社外品を装着するなら
もう１歩先を見て取付するのが
いいんじゃないかなと思います。