Ｓ様Ｌ８８０Ｋコペン、クーリングパネルのビビリ音対策。｜車検・点検・修理のグーネットピット

少し前に追加メーターの
取り付けをご依頼頂いた
Ｓ様のコペンですが
その時の走行チェックで
クーリングパネルからの
ビビリ音を確認していました。

納車時にその事をお伝えしたところ
対策して欲しいとの事だったので
どうにかしていきます。

簡単取付の製品なので
オーナーさんがご自身で取付したみたいですね。

ちゃんと取説通りに装着されており
取り付け方法としては問題ないです。

製品としても
製造コストを下げる必要があるので
仕方ない部分ですが
せっかくの製品なので
取り付けをちょいと工夫してあげると
より良くする事が可能です。

固定部分が
エアコンコンデンサー側で
ボルト２本固定だけで
バンパー側は
グリルとバンパーに挟み込むだけなので
どうしても振動で
ビビリ音が出てしまうようです。

トラブルや異音が発生した時に
こういった余計な部分からの異音発生があると
すぐにトラブルに気付けなかったり、
トラブルシュートで
余計な時間がかかる事につながります。

社外品だから異音は出て当然じゃなくて
普段から余計な異音は
消しておく事が大切です。

もちろん部品によっては
どうしても出ちゃう物もあります。
消せる物はちゃんと
消しておきましょうって感じです。

バンパー側に
２個ステーを製作する事で
しっかりと固定するようにします。

コペンはオイルエレメント交換時に
グリル脱着が必要になるので
グリル脱着の手間を増やさないようにしつつ
ちゃんと異音を消すようにします。

クーリングパネルとの固定は
ステー側にバーリングタップ加工する事で
脱着も楽にします。

こんな感じで固定します。

もうひとつのステーは
バンパー側から伸ばします。

これで固定が４ヵ所になるので
しっかりと固定出来るようになります。

元々のコンデンサー固定ボルトは
再使用しているので
どうしても劣化しています。

車両全体が綺麗に維持されてるコペンですし、
エンジンルームもパイピング変更や
クーリングパネルの装着で
見栄えが良くなっています。

ボルトを新品に交換しておきます。
これだけでも見栄えは変わってきますね。

各部の干渉確認をしたら
グリルを装着して
もういっちょ干渉確認、
問題が無い事を確認したら
作業完了となります。

Ｓ様、先日のメーター取り付けに続き
作業のご依頼ありがとうございました。

これでクーリングパネルからの
ビビリ音も綺麗に消えてますので
ご安心下さい。