Ｈ様ＵＣＦ２０セルシオ、各センサーのカプラーやリア側Ｏ２センサーの交換など。｜車検・点検・修理のグーネットピット

トラブルシュートで入庫中の
Ｈ様２０セルシオですが
ひたすらカプラーを
交換していっています。

コイルカプラーが割れていたのは
入庫時にチェック済みでしたが、

ハーネスのステーは
固定されていなかったり、

水温センサーのカプラーも割れていたり、

ＯＣＶのカプラーは
割れている上に
取付されていなかったり・・・。

逆に言えば
故障コードはＯＣＶ不良ではなく
単なるカプラーさし忘れっぽいので
ある意味良かったかもです。

スロットルのカプラーも
ツメがいなくなっています。。。

すべて新品カプラーの品番を調べて
発注しますが
ワタクシどれだけの数、
カプラーを
交換すればいいんでしょうか・・・。

すべてのカプラーは
素直にピン抜けしてくれるはずもなく
すべて砕け散っていきます。

砕け散るなら
全部割っていけばいいじゃんって
言われそうですが
エンジンルームでそんな事していたら
すべて回収できる訳がないです。

カプラー交換する時に
交換するカプラーの下にトレイと
毛布を敷いて
極力すべての破片を
受け止めるようにします。

運転席バンク側の
カプラー上にある接続カプラーも
ツメがいなくなっていたので
こちらも交換しておきます。

ツメがいなくなっている状態だと
どうしてもカプラー抜けや
抜けかけの状態になる事があるので
トラブル発生の原因を
作ってしまう事になります。

割れてしまうのは
経年劣化で仕方ないですが
割れた時にちゃんと対処は大切です。

とりあえず気付いたカプラーはすべて交換、
コイルやプラグも交換したら
この段階で一度コイル電圧や
燃焼時間を測定しておきます。

入庫時はダメダメだった電圧も
すべて綺麗に揃ってくれて
燃焼時間もイイ感じになりました。

アイドリング不調だったのも
この段階で綺麗に
アイドリングしてくれるようになりました。

ＯＣＶの故障コードもちゃんと消えて
もしかしたら
リア側Ｏ２センサーの
故障コードも消えてくれた？？？
淡い期待もしましたが
ヒーター回路が断線だったので
消える訳がないですね・・・。

純正のＯ２センサーは
すでに廃盤だったので
社外品を使いますが
上が社外、
下が純正ですが
途中にあるグロメットが無いですね・・・。

コレね。

セルシオのリアＯ２センサーは
車内に配線がつながっているので
このグロメットは非常に大切です。

これを無しで装着すると
フロア下から車内に水が入り
気付かない内に
カーペットが水を吸います。

水を吸ったカーペットは
そう簡単には乾かず
フロアの腐食へとつながります。

ようやくゴールが見えてきた感じでしたが
まだ敵が現れるようです。