Ｙ様ＨＺ３３ロードスター、プラグチェックや水ライン＆サーモスタットの交換。｜車検・点検・修理のグーネットピット

納車整備を進めている
Ｙ様のＨＺ３３ロードスターですが
いつも通りプラグをチェックしておきます。

以前にプラグは新品交換してありますが
新品交換してるから大丈夫って事じゃなく
エンジンの調子を見る上で
プラグのチェックはやはり基本です。

サクション外しの作業があったので
そのままプラグも外します。

コイルは内部のスプリングも
チェックしておきます。

もちろんメインのプラグチェックもですね。

助手席側のバンクが完了したら
そのまま運転席側のバンクも確認します。

こちらもオイルの付着も無さそうで
プラグホールパッキンも
問題無さそうです。

組み付けが完了したら
そのままクーラントや
水ライン＆サーモスタットを交換します。

もうすぐ２０年経過になるので
このタイミングで
サーモスタットを交換しておきます。

Ｚ３３の場合、
ラジエターのファンモーターが弱いですが
これは２個とも一度新品交換済みなので
大丈夫だと思います。

サーモスタットは固着発生や
スムーズな開閉をしなくなると
大きなトラブルになるので
安心の為に交換しておきます。

もちろんラジエターの上下ホースも
新品へ交換しておきます。

アッパーホースのエンジン側は
ホースを外した部分に
錆びが発生していたので、

しっかりと錆びを除去してから
新しいホースを組み付けします。

パイプの裏側も綺麗にしますが
目に見えない部分なので
ミラーを使って
綺麗になった事を確認してから
ホースを組み付けしていきます。

錆びが残っていても
新品ホースと新品バンドを使えば
その場はよほど漏れてこないですが
将来的な漏れ発生率につながってきます。

サーモスタットケースにつながるホースも
新品に交換します。
ガスケットの当たり面は
いつも通りオイルストーンで
綺麗にしておきます。

この時にエアクリボックスがあると
オイルストーンが入りにくいので
エアクリボックス外しのタイミングで
一緒に作業していっています。

クーラントのサブタンクは
クーラント交換時に綺麗にしているので
特に汚れも溜まってないですね。

もちろん綺麗にしてから
組み付けします。

あとは新しいクーラントを入れて
エア抜きしていきますが
Ｚ３３はエア抜きがちょいと大変です。

エア抜きタンクを取付して
クーラント入れていきますが
一度エンジンを始動、
１０秒くらいエンジン始動したら停止、
ヒーターホースのブリーダーから
一度エアを抜いて
またエンジン始動、
これをひたすら繰り返す必要があります。

そうやってヒーターのブリーダーから
エアが発生しなくなったら
しばらくエンジン始動、
サーモが開いた事と
電動ファンが回った事を確認します。

またヒーターから
アイドリング回転数でも
ちゃんと温風が出る事も
確認しておきます。

最終のサブタンクレベル調整は
走行チェック後の
冷間時に調整をやっていきます。