Ｓ１５シルビア、ブレーキの引きづり対策とビビリ音対策。｜車検・点検・修理のグーネットピット

もう２０年以上経過しており
距離も１３万ｋｍオーバーになっている
Ｓ１５シルビアですが
どうしても細かい部分を含めて
手を入れる必要が出てきてしまいます。

アイドリング状態で
エンジンルームからのビビリ音が気になったので
原因を確認したところ
ボンネットのブッシュが
お亡くなりレベルになってました。

もうお疲れちゃんを通り越して
お亡くなりになってますね・・・。

ゴム製品ですが
プラスチックのように
カチカチになってました。

見て分かるように
このブッシュは調整が出来るようになっています。
このブッシュとキャッチでボンネットのチリと
ビビリ音の調整が可能です。

交換して調整したら
余計な異音が無くなってくれました。
そんな音どうでもいいよって話も出ますが
こういった余計な異音を
普段から消しておくのは大切です。

いざという時の異音発見が
遅れてしまうからですね。
「古い車＝異音が出てる」って考えは
消しておくべきです。

オーナーさんから
ブレーキの引きづりが
出てるような気がするって事でしたので
各部確認しておきます。
フロントは手で回してもスムーズなので
特に問題無しです。

せっかくのエンドレスキャリパーなので
ブレーキダストがこびり付く前に
ベルハウジングも含めて
綺麗に洗っておきます。

リアは片持ちキャリパーなので
スライドピンの状態を確認。
古いグリスを綺麗に掃除して
新しいグリスを塗布して組み付けします。

ブレーキパットの表面を
エアブローで綺麗にして、

角にバリが出ていたので、

こちらも綺麗にしておきます。

シムは使っていないですが
ガイドも外して
綺麗に洗浄してから組み付けします。

ピストンやキャリパー側などの
古いグリスを綺麗に拭き取ってから
新しいグリスを塗布したら
すべて組み付けしていきます。

最後にサイドブレーキの調整をする為に
内装をバラシます。

外したセンターコンソール周りは
汚れが溜まりやすい部分なので
綺麗に洗っておきます。

サイドブレーキワイヤーの
分岐部分を確認しながら
片効きしないように
サイドブレーキの
引きしろ調整をしておきます。

調整が完了したら
最後に手でホイールを回して
引きづりが無い事を確認しておきます。

そのままブレーキフルードの交換に入っていきます。

排出するフルードが
綺麗な色になるまで抜き替えしたら
フルードのレベル調整、
最後にタンクを綺麗にしておきます。

クラッチフルードの交換に
入っていく予定でしたが
クラッチホースからの漏れを発見したので
ホース交換の追加です。