ＢＮＲ３２スカイラインＧＴ－Ｒ、ハイキャスロッドとブッシュ交換。｜車検・点検・修理のグーネットピット

フロントシートのリクライニングや
アッパーアームを交換した
ＢＮＲ３２スカイラインＧＴ－Ｒですが
お次はハイキャスのガタ修理です。

ハイキャス周りを交換する場合には
必ずいろいろなパターンをご提案して
その中からオーナーさんに合った内容を
選択してもらいます。

今後ハイキャスを撤去していく予定なのか、
ハイキャスを撤去するのであれば
ＡＳＳＹで完全撤去するのか、
ロッドは純正を使用するのかといったところです。

今回はハイキャス残しの予定という事で
ロッドやブッシュはすべて純正を使います。

ＧＴ－Ｒではド定番の内容ですね。

まずはブッシュの打ち替えからやっていきます。
専用の治具があるので
ナックル外しはせず
ナックル装着状態のまま交換していきます。

治具を使って
ブッシュを打ち抜いて、

新しいブッシュを圧入していきます。

ちょいとコツがいりますが
ナックル脱着に比べれば圧倒的にラクチンです。

外したブッシュは
さすが３０年経過、
ブッシュのブーツはボロボロで
ボールジョイントの抵抗感も
新品と比べてまったく違います。

こういった部分の積み重ねが
新車時に近いシッカリ感になってくるんですね。

そのままハイキャスロッドの交換に進んでいきます。
最終的にアライメントを調整しますが
長さは極力元の状態に合わせておきます。

調整部には将来的に固着が無いように
スレッドコンパウンドを塗布してから組み付けします。
もちろんブーツも新品に交換。

どうしても各部に錆が発生しちゃってますが
新品になって
綺麗になっていくと気持ちイイです。

アッパーアーム交換時でもやりましたが
ホイール装着後に
必ずガタが解消されたかチェックしておきます。

交換前はホイールの前後を手で持って
力をかけると動いてしまっていましたが
交換後はまったく動かなくなりました。

こういった部分にガタが発生していると
アライメントを調整したとしても
まったく意味は無いと思います。

数ｍｍは動いちゃっているので
適正値に合わせたところで
動いちゃう訳ですからね。

そんな事があって
年末にタイヤを新品に交換、
車高を変更したり
ドライブシャフト交換の為に
足回りをバラシても
アライメントは見送りにしてありました。

今回のお預かり時に
アライメントも調整していく予定です。

あとは板金関係の作業と
ライトスイッチ周りにトラブルが発生していたので
そのあたりの事を手直ししていきます。