８６（ＺＮ６）スロットルのカーボン洗浄とクーラント漏れ修理。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かりしていた
ＺＮ６の８６ですが
新車時から１度も
スロットル洗浄をしていないという事だったので
車検に合わせて洗浄していきます。
サクションなどを外したら
スロットルの汚れを確認します。

スロットルの壁面には
結構カーボンが蓄積されています。
サージタンク側が真っ黒なのは当たり前ですが
スロットルバタフライとの接触部分（？）については
出来る限りカーボンの蓄積は無くしておきたい部分です。

１年に１回とかは必要ないと思いますが
距離にもよりますが
普通に走行する場合には
車検毎とか、
バッテリー交換サイクルに合わせてとか、
車検２回に１回くらいとか
決めておくといいかなと思います。

点検時に気付いたのですが
クーラントのサブタンクが
冷間時でもＬＯＷレベルになっちゃってます・・・。
オーナーさんからクーラントの交換は不要で
継ぎ足しでＯＫとの事だったので
継ぎ足しておきます。

車検時の点検項目にしている箇所のひとつに
電動ファンの作動確認があります。
経年劣化で電動ファンが作動していない、
作動していてもファンの力が弱いなどがあると
オーバーヒート⇒エンジンへのダメージ直結になる為です。

エアコンＯＮにすればファンは強制作動しますが
これだけだと点検は不十分です。
水温に連動してファンが作動する
ファンスイッチが故障していると
ファンが回らなくなってしまうので
しっかりと水温を上げてファンが回るかを確認しています。

ファンスイッチ制御じゃない車もありますが
１台１台制御を調べているよりも
水温上昇に合わせて
ちゃんとファンが動いてくれているかを
チェックしておいた方が確実で手っ取り早いです。

今回、ファンはちゃんと回ってくれましたが
水温上昇⇒ラジエターキャップに圧が掛かるって状況時に
キャップからクーラント漏れがありました。

こちら側は過去にクーラントが漏れた形跡ですね。
クーラントは蒸発もあるので
多少は年数によって減る事もあります。
今回サブタンクが減っていたのは
ラジエターキャップからの漏れと
蒸発による減りかと思います。
下廻りとかは確認しても
漏れてるところは無かったです。

ラジエターキャップ交換して
各部をしっかりと洗浄しておきます。

流れ作業的に車検整備していたら
まず間違いなく気付けない部分だと思います。
ラジエターキャップは定期的な交換が必要ですよ。

あとは最終の走行チェックをして
問題がない事を確認したら
すべての作業完了となります。