ＨＡ２２ＳスズキＫーＷＯＲＫＳ（Ｋワークス）クーラント漏れ修理の続き。｜車検・点検・修理のグーネットピット

ラジエターからのクーラント漏れ修理中の
ＨＡ２２ＳスズキＫ－ＷＯＲＫＳですが
サーモハウジングのガスケット当たり面を
オイルストーンでしっかりと面出ししていきます。

結構スルーされちゃう作業ですが
将来的な漏れ発生率につながるので
非常に大切な作業だと思います。

ただオイルストーンをかけていて気付いたのですが
アルミの腐食が進んで
ガスケットの当たり面に
凹みが出来ちゃってます・・・。

特にこの部分の凹みが大きすぎます。
それほど高い部品でもないので
オーナーさんに許可をもらって
新品に交換しておきます。

ただこの部品が届くのに
２日ほどかかっちゃったので
車の作業が進まなくなります。

密かにこういった部分が
車屋さんに依頼をする上での盲点で
店側からするとこういったパターンってのは
かなり嫌がられる事が多いです。
なんせ効率悪いって話になりますからね。

特に今回みたいに
そのまま組んだとしても
即漏れる訳じゃないってパターンで
組んじゃえば見えない場合は
そのまま組み付けされちゃう事が多いです。

と言うか、
現実としてはそれがほとんどじゃないでしょうか？？？

必ずしもお店さんがすべて悪い訳じゃなく
オーナーさん側も待つのが嫌とかで
早くしろって事を言い過ぎってのが
理由になってる場合もあります。

弊社ユーザーさんは
そういった事はなく
ちゃんとやってくれるなら
全然急がないからいいよんって人ばかりです。
作業する側からしてもありがたいです。

ロアホースの
エンジン接続側ですが
こちらもパイプに錆が発生しています。

写真で分かるかな？
こちらもそのまま組み付けだと漏れ発生率につながるので
しっかりと綺麗にしてから組み付けです。

すべて組み付けしたら
クーラントのエア抜きをしていきます。

ラジエターを外した時に
クラッチワイヤーも外してあるので
そのままワイヤーの遊び調整をしておきます。
かなり遊びが大きくなっていたので
クラッチの操作フィールが大きく変わると思います。

お預かりした時、
すぐに気になったのがサイドブレーキの引きしろです。
ちょっと引きしろが大きすぎるので調整しようと思ったら
分岐部分が片効きしまくってますね・・・。

ワイヤーの引きを一度完全に解除して
調整し直しておきますが
完全に左右均等にならないですね。
だいぶマシになったとは思いますが。

距離が多いので
キャリパーの作動も
左右まったく同じじゃなくなってきていそうです。
引きずりとかは無さそうですし、
スライドピンもちゃんと動いているので
とりあえず今回はこれでＯＫかな。

ご依頼頂いたメイン作業じゃないので
このあたりはオーナーさんにお伝えしておき
今後の課題といったところですね。