Ｙ様ＧＸＥ１０アルテッツァ、なぜベルトカバーとクランクプーリーが当たってしまうのか・・・。｜車検・点検・修理のグーネットピット

パワステや
エアコンのモーター周りを交換した
Ｙ様のアルテッツァですが
エンジン周りからの異音が
気になっていました。

当初はどこかのプーリーからと思って
パワステベルトを外して
エンジン始動で音が無くなるか確認。
音は消えず。

次にエアコンベルトを外して確認。

こちらはテンショナープーリーを交換して
それほど経過していないので
よほど大丈夫だと思っていましたが
念の為、確認です。

ウォーターポンプ駆動ベルトを外して
エンジンをかける訳にはいかないので
こちらは手でプーリーを回して確認。

新品と比べれば多少は音出ていますが
聞いた異音とは違う感じが。

下からも確認してみたら
クランクプーリーと
タイミングベルトカバーが
当たっています。

ベルトカバーが浮いて
中が見えちゃってます。

最初はタイミングベルトの
アイドラーがボルト緩んで
外れてきちゃった事で
ベルトカバーを
押してるのかなって思いましたが
いろいろ見ていったら違いました。

ディーラーさんで
タイミングベルトを
交換しているみたいですが
ベルトカバーを装着した時に
ベルトカバーが本来、
乗っちゃダメなところに乗っていて
カバーが浮いていたようです。

ベルトカバーは押し込んだら
本来の位置まで来ましたが
その時にベルトカバーのボルトを
無理に締め込んだせいで、

ボルトが入っていかず
ワッシャーとカバーが
当たるところまではいきますが
その先が締まっていかないです。

ボルトを外そうとしても
クランクプーリーに当たって
外れてこない。

納車は翌日の予定、
オーナーさんは予定の調整は可能だけど
弊社側の予定が・・・。

年末には家族で
かなりの距離を出かける予定との事なので
最終的にボルトをカットする事に。

問題のない範囲で
少し短いボルトにする事で
しっかりとトルクを
かけれるようにします。

元々、この部分に
ベルトカバーが
載っちゃっていました。

最終的に十分な
クリアランスを確保出来て
ベルトカバーから
内部が見える事もなくなりました。

車検もこちらでやらせてもらっているので
確認不足な部分もありましたが
なかなかこんな部分まで
疑わないので見落としてました。

走行チェックや
最終の漏れチェックが完了したら
冷間時にパワステフルードの
レベル調整をして完了となります。

Ｙ様、今回も作業のご依頼
ありがとうございました。

あと５万ｋｍで
地球から月に
到達できる距離になるって事なので
頑張って乗っていきましょう。