Ｎ様ＧＤＢインプレッサ、車高調交換時にはいろいろ大切な事もあります。｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンドレスのファンクション車高調を
組み付けしていっている
Ｎ様のインプレッサですが
取付時にエンジンメンバーに
錆びを発見しました。

左右まったく同じ位置を
ヒットした形跡があったので
下廻りを当ててしまっているようですね。

錆びの感じから見ても
比較的、最近の事かなって思います。

周辺を確認して
他にもヒットした場所が無いか、
なにかダメージがあるような部分が無いか、
確認をしておきます。

特に問題は無さそうなので
ワイヤーブラシで錆びを落として
アンダーコートをふいておきます。

錆びが進めば
当然、腐食につながるので
こういった部分は
早めに対策しておくのが
おすすめです。

元々、結構車高が低かったので
仕方ない部分ですが
タイヤハウス内で
タイヤがヒットして
ボディ側の塗装が剥がれていました。

今回、最終的に車高をどうするか
車高調の慣らし後、
アライメント調整前に
オーナーさんに決めてもらいますが
ここも錆びが発生しないように
アンダーコートを施工しておきます。

外装パネルや
エンジンなどの機関部は
壊れたら直せばいいのですが
ボディが腐食したら
後戻り出来なくなります。

そういった部分は
その都度、手直ししておくのが
いいと思います。

すべての組み付けが完了したら
走行チェックをして
そこから減衰力を調整していきます。

基本、街乗りの方なので
２０段中１２段でスタートしたんですが
どうもファンクションらしさが無いというか、
リアのスプリングが
おさまり悪いって感じがしたので
２段ほど硬くして
様子を見るようにします。

調整と同時に
ストロークした状態を作り出して、

フェンダーとの干渉が無いかを
チェックしておきます。

かなりギリギリですが
しっかりとかわしています。

フロントもストロークした状態を
作り出して確認しておきます。

フロントはステアリグを操作した状態でも
タイヤとフェンダーが干渉しないかを
しっかりとチェックしておきます。

バンプ状態、
リバンプ状態で
ステアリングを切っても
ブレーキホースや
車高調などが
どこかに干渉しないかも
この時にチェックしておきます。

まったく問題無さそうなので
あとは減衰力を
もうちょっとだけ硬くして
これくらいならいいかなってところを
探って調整しておきます。

このあたりは
普段走行する場所や
オーナーさんの好みによる部分が
大きいので
とりあえずは
こちら側の好みで合わせておいて
最終はオーナーさんに調整方法をお伝えして
お任せするようにします。

まずはこの状態で納車させてもらい
車高調の慣らし、
慣らしが終わったら
最終の車高調整をして
アライメントへ入っていく予定です。

ただタイヤの内減りがあり
外側の溝はあるんですが、

内側の溝が・・・。

車高を落としてる、
ハイグリップタイヤって事から
どうしても減りの早さが
目立っちゃいますね。

ＡＤ０９ネオバは
左右非対称パターンなので
内外入替が出来なくなります。

使用状況から考えると
もうちょいグリップを落としたタイヤで
対称パターンのタイヤで
定期的に内外入替するのがいいかもですね。

今回、お預かり時に
彼女さんと一緒にご来店頂いたのですが
Ｎ様・彼女さんそれぞれ
オリジナル車検証を購入してくれました。

ありがとうございます。

スエード調の車検証入れで
愛犬ムゥ様をモチーフにした
車検証入れです。

Ｎ様、今回も作業のご依頼
ありがとうございました。

慣らしが完了したら
最終調整させてもらいますので
またお声掛け下さい。