Ｕ様ＷＲＸＳＴｉ（ＶＡＢ）ダッシュボード外しと異音チェックへ。｜車検・点検・修理のグーネットピット

異音点検で入庫の
Ｕ様ＶＡＢですが
完全な確証とはならないですが
こちらの判断としては
車高調からの異音となりました。

その事をオーナーさんへお伝えして
ノーマルサスペンションの有無も確認しましたが
残っていないとの事。

ノーマルを探して交換、
異音がするかどうかを確認したかったですが
なかなか難しいとの事と
グローブボックス奥のハーネスクランプなど
ダッシュボード周りが
どうしても気になってしまったようです。

ダッシュボードを外して
なにか原因がないか確認して欲しいとの事。

おそらく外しても
異音の原因は見つからないと思いますと
お伝えしましたが
ご依頼を頂いたので
ダッシュボード外していきます。

ダッシュボード外しの時は
ブログにいつも書いていますが
とにかく元とまったく同じように
復旧させる事を大前提にしています。

ただ今回の場合、
現状がすでにこんな状態になります。

こちらも新車状態を
把握している訳じゃないので
最低限、「現状復帰」は出来ますが
メーカー出荷状態に出来るかどうかは
分からない旨をお伝えしておきます。

とにかく外す前の状態を
写真に残しておきます。

ハーネスの通し方から
クリップの位置、

ビスやボルトの固定位置など
すべて記録してから
ダッシュボードを外していきます。

オーディオ固定のビスなんかは
特に記録する必要ないですが
ダッシュボード本体の固定関係と
ハーネス取り回し、
クリップ位置を記録します。

ここもハーネスクリップが使われていましたが
特に固定はされておらず
ぷらんぷらんになっていました。

ダッシュボード交換なんてのは
こんなもんです。

実際に交換した事がある人で
思い当たる人もいるんじゃないでしょうか？

ダッシュボードを外したら
こういった明らかに違うハーネスの取り回しを
こうだろって場所へ変更しておきます。

単なるダッシュボード交換であれば
新しいダッシュボードを
組んでいけばいいだけですが
今回はそうじゃなくて
異音の原因が
あるかどうかのチェックになります。

ダッシュボード取り外し前に
店の敷地内でも異音がなる事を確認、
何度も確認して
こういった状況で
音がなるってのを確認していたので
まずは車を動かせる状態に
復旧させます。

このあたりでいろいろ気になる事もありますが
そのあたりは車の盗難に関する事なので
オーナーさんにご説明と
出来る範囲での対策をしておきます。

ダッシュボード脱着時に
このあたりを触ってるだろうって場所は
すべて増し締めチェック。

ダッシュボード裏側のビス類も
すべて増し締め確認。

ビスがなかったので
ここは追加しておきます。

ダッシュボード交換の時には
こういったところもすべて撮影、
印刷をしたら部品移植した時に
ビス位置など写真に
すべてチェックしておく事で
移植忘れ・ビスやボルト類の取り付け忘れ、
組み付けミスが
絶対にないようにしておきます。

滅多に外す事のない部分なだけに
やれる事はすべてやっておきます。

走らせれる状態にしたら
実際に走行してみますが
ダッシュボード無しの状態でも
やっぱり音は出ますね。

音の感じから
これだけの音が出ていたら
触診で伝わってきそうですが
一切、手に感触は伝わってこないです。

そうなるとやはり室内側では
無さそうですね。

その事をお伝えして
修正出来る部分を修正したら
ダッシュボードを組み付けしていきます。

ダッシュボード周りの
取り外し時にもいくつか気になった事があり
それらはすべてメモしてあるので
対策しておくべき部分は対策、

スルーしても良くて
後からどうとでも出来る部分は
スルーしておくなど
選定してやっていくようにします。