MINI one R50 オーバーヒート？修理 名古屋市西区｜車検・点検・修理のグーネットピット

R50　MINI　one 　エンジン停止後グツグツ言ってる　との事でご相談です。

MINIがBMWブランドとして再出発した最初のモデルですね！

もう20年も前の話ですか・・・・

あの頃は若かったなｗ

早速診断です。
診断機を繋いでライブモニターを観測していくと・・・
103度を超えてもファンが廻りません。
エアコンを入れても廻りません。
110℃の危険水温を超えると、一気にファンが廻り始めます。
アレが怪しい・・・

念の為、アクティブテストでファンの動きを確認します。

ファン　ステージ1　で音沙汰なし。
ファン　ステージ2　は問題なし。
ファン本体は大丈夫そうですね。
という事は、リレー及び入力信号も、このモデルでは1も2も兼用しているので問題ないでしょう。

お客様にお見積りをします。
問題の壊れている部品は、ファンレジスター　という部品になりますが、BMWの純正部品は、電動ファンとレジスターの一体式の物しか供給されていません。
社外品で、改造を前提にレジスター部分のみの供給もあります。
最低限の修理であればレジスターのみの交換で大丈夫ですが、年式走行距離も勘案すると一体で変えた方が良さそうな気もします。
それも踏まえ、2パターンの見積もりをご提案いたしました。

お客様の選択は、車も古くなっているので、いつまで乗るかわからないから最低限の修理でとの事でしたので、レジスターのみ交換していきます。

MINIは名前の通り、ミニですので、エンジン整備にはバンパー脱着が必須となります。

ネジが付いてませんねw
組み上げ時には付けておきます。

あらら・・・・
ラジエターサポートが割れてます（汗）
とりあえず、応急処置しておきます。
ぶつけたか・・・誰かが無理にジャッキアップしたか・・・・？

ラジエーター一体でファンが外れました！

犯人はコイツです。
見事な断線ぶりです。
R50の致命的な欠陥か？と思うほどによくあるトラブルですね・・・。

配線をニッパーでカットして、新しい部品をインストール。
アマゾンとかで中国コピー品が安価で販売されていますが、過去に1か月もしないうちに断線したこともありますので、せめて部品メーカーの品を使う事をお勧めします。
今回はUROパーツというアメリカの部品メーカーの物を使用しました。

配線を接触不良が起きないようハンダでしっかり固定後、ショートしないよう加工を施します。

組みあがったら、車両にインストールして、外した部品を復元していきます。

LLC廃液の写真を撮り忘れてしまいましたが、ヘドロのようでした。

車検屋さんは選んでください！！ｗ

新しいＬＬＣを補充して、クーラントブースターも補充。

役に立っていなさそうな、キャップも同時に交換します。

全て組みあがったら、アクティブテスト　ライブデーターを確認して、正常でしたらＯＫです。

ご用命ありがとうございました！

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