守られる安全!!車検から一年後の【法定12ヵ月点検】①｜車検・点検・修理のグーネットピット

年式令和1年　走行10.000ｋｍ　キャリイトラックの【法定12ヵ月点検】です。

【法定12ヵ月点検】とは…道路運送車両法 第48条に定められているお車の使用者の義務の点検です。
車検は『保安基準に適合しているか』を確認するための検査で,
法定点検は『安全に走行できる状態か』を確認するための検査であり健康診断です。
フロントガラスに丸いステッカー(ダイヤルステッカー)が貼られておりますが、そちらが12ヵ月点検の時期を示しております。

ダイヤルステッカーです。
点検時期は、令和4年1月です。

点検基準27項目37点検
(27項目は車種によっては該当しない項目もあります）
(点検の結果を記録する記録簿の順に）
　　　　　　⇩

パワー・ステアリング装置
→　ベルトの緩み及び損傷
点火装置
→　点火プラグの状態、点火時期、ディストリビュータのキャップの状態
バッテリ
→　ターミナル部の接続状態
エンジン
→　排気ガスの色、CO,HC濃度、エア・クリーナ・エレメントの状態
冷却措置
→　ファン・ベルトの緩み及び損傷、水漏れ
ブレーキ・ペダル
→　遊び、踏み込んだときの床板とのすき間、ブレーキの効き具合

パーキング・ブレーキレバー(ペダル)
→　引きしろ、ブレーキの効き具合
クラッチ・ペダル
→　遊び、切れたときの床板とのすき間
ディスクブレーキ
→　ディスクとパッドとのすき間、パッドの摩耗
ドラム・ブレーキ
→　ドラムとライニングとのすき間、シュー摺動部分、ライニング摩耗
ホイール
→　タイヤの空気圧、亀裂、損傷、溝の深さ異常摩耗、スペアタイヤの空気圧、
ナット・ボルトの緩み
ブレーキのマスタ・シリンダ
→液漏れ
ホイール・シリンダ
→液漏れ
ディスク・キャリパ
→　液漏れ
トランスミッション、トランスファ
→　油漏れ、油量
プロペラ・シャフト、ドライブ・シャフト
→ 　連結部の緩み
エンジンオイル
→ 　油漏

ブレーキ・ホース、パイプ
→　漏れ、損傷、取付状態
エキゾースト・パイプ、マフラ
→　取付の緩み、損傷、腐食
遮熱板
→　取付の緩み、損傷、腐食
車載式故障診断装置点検　
→　OBDの診断の結果
+++++++++++++++++++++++
日常点検項目記録
厳しい使われ方をした場合のメーカーの指定する点検記録
CO HC濃度、タイヤの溝の深さ、
ブレーキパッド、ライニングの厚さ、測定数値を記録します。

それでは…。キャリイトラック
法定12ヵ月点検開始します!!

ライト、ウインカー、ハザード、
ウォッシャー、ワイパー、クラクション
バック、ナンバー灯類点検

マフラー点検

下廻り点検

エンジンルーム内点検

足廻り点検

空気圧点検

スペアタイヤ点検

タイヤを外しブレーキ分解点検に入ります。

ブレーキ分解点検
ブレーキ点検の内容は…。　
( ブレーキの構造で車種毎に点検内容が変わります。)

・ディスクブレーキのキャリパ―スライドピン　
　動き
・ディスクパッド　
　状態　残量　
・ディスクブレーキキャリパ―ピストン　
　動き　ブレーキオイルの漏れがないか確認　
・リヤブレーキライニング　
　残量　
・リヤブレーキホイールシリンダー　
　動き　ブレーキオイルの漏れがないか確認
・サイドブレーキワイヤー　
　動き
・リヤブレーキリンク　
　動き　
・リヤデフ　
　オイル漏れ　
・リヤブレーキライニング　スプリング　
　取付ピン類　状態
・パーキングブレーキライニング　
　残量
・パーキングブレーキワイヤー　
　動き
・パーキングブレーキリンク　
　動き
・パーキングブレーキライニング　スプリング　
　取付ピン類　状態

守られる安全!! 車検から1年後の【法定12ヵ月点検】①　
ブレーキ分解点検までお見せいたしました。　

このあと測定～ブレーキ清掃整備、エンジンオイル交換、CO、HC濃度測定等の作業があり②、③と続きます。

*****　 NEXT　 *****　　守られる安全!! 車検から1年後の【法定12ヵ月点検】】②
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