VWルポGTi　エンジンかからず ｜車検・点検・修理のグーネットピット

某ディーラー店に半年程、預けたが修理不可の回答との事。
お客様は当店にセカンドオピニオンを依頼、治れば車検も実施との事で入庫しました。

詳細を伺うと、お客様自身でリモコンの電池交換をしたらエンジンがかからなくなった。との事。分解した際にイモビチップを紛失した可能性が高いとの話でした。
ディーラーでは新しいリモコンを購入登録を行おうとしたが登録できず、照合ECUがNG,エンジンECUがNGと言われ中古部品をお客様自身で調達、依頼するも解決できず修理不可の回答に至ったようです。

現車確認すると中古のECUは照合ECU（これとペアリングされた中古キー１本）とエンジンECUの２点だがこの２点のECUは別車両のものでペアリングされているわけではない。
ここで照合ECU,エンジンECU,キー、と３点がペアリングされているものを使用すれば即解決されたと思われる。

診断機にて故障コードを確認

01179　不正キー登録
01314　エンジンECU　J220
01176　地絡、過小信号
17978　エンジンコントロールユニットブロック　未登録キー　ワイヤーショート
18018　ユニット故障

イモビ登録有の為、最終的にはディーラー持ち込みかイモビ登録可能な鍵屋さん持ち込みは必須であり、当店では配線チェックと診断コードからの推測診断までしかできない事を了承された上でのご依頼を頂きました。
当方での判断はやはり、車輛側配線関係は問題なし但しお客様申し出の通りイモビチップ無が原因と判断。某デーィラー購入のキーにもチップらしき物は無。しかし某デーィラーの話ではチップはリモコン内蔵である、との事。
当方は情報不足の為、老舗ディーラーへ相談。チップはリモコンでなくキー本体に有り
中古部品数点もある故、組み合わせでうまく登録出来るのではないかという事で、車輛を持ち込み即時対応して頂きましたがイモビキーと照合ECUのペアリングは出来たがエンジンECUとのペアリング出来ず、そのまま預ける事態に。
数日後、連絡が入り、エンジンECUへの不正キー登録コードが入るとECUがアクセスロックをかける様になっており、強制解除コード入力しないと登録できない。との事。
この解除に関しても、難有だったらしく年代で解除コードの桁数が違っており、診断機の年代も合わせないと解除できなかったりのようでした。

解除コードは本国問い合わせだったりで長期に渡り手を尽くして頂きましたが結局解除出来ずになり、最終的にはお客様と相談し、改めてキー、照合ECU、エンジンECUの3点セットの中古を入手。
３点交換ににてあっさり問題解消となり、車検整備に移行。
これまでディーラーメンテであった為か特段問題なしの為、定期交換消耗品関係のみで車検も無事終了となりました。
VW千葉北様この度は大変お世話になりました。お忙しい中、長期にご対応頂き誠にありがとうございました。
やはりディーラーというからには年式問わず間違いのない対応をお願いしたいですよね。
某デーィラーでは、細かな説明はなく、ただ単にECUがNG、持込中古もNGとだけの話でした。
知識経験不足で即対応できずとも、対応の仕方はあるのではないか、半年放置はどうかと思います。
当方も多車種を触っていると知識不足や思い違い等での誤診もありえるので、身を引き締めていこうと考えさせられました。

今回は依頼作業が大半だった為、写真撮り忘れの為掲載なしです。

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