MR-S　S-MTランプ点灯、異音振動大、その他追加依頼作業（ブレーキフルード、冷却水、パワステフルード、トランスミッションオイル油脂類｛エンジンオイル除き｝全交換）｜車検・点検・修理のグーネットピット

以前シーケンシャル絡みを修理した車両の再入庫です。

長時間連続走行するとS-MTランプが点灯する時があり（シフト不能等、走行に不具合は感じない）、急に振動異音がする様になったとのことです。

P1520 ブレーキスイッチ系の入力有です。

異音振動の主原因は後付けのエンジントルクダンパー取付ボルトが脱落していました。
また下廻りで追加装着しているアルミアンダーカバーに接触痕がありマフラーと接触していたのも要因でした。

前回シーケンシャル故障での入庫時は車検直後との事でしたが、特に何も交換せずの通し車検だったので今回入庫時油脂類全て交換して欲しい旨の追加依頼がありました。

MR-Sはボンネットを開けてもカバー部が多い為、ただ開けただけでは何も見えません。（ブレーキフルードの量は見えますが）
また冷却水交換するにはエア抜き箇所プラス特殊なやり方をするのでカバーを取り外すのは必然です。（ただ、カバーや取付クリップがプラスチック製の為、経年劣化で破損し易いのが難点。今回もクリップは全数交換です）
今回の追加依頼でカバーを外した事で見つかった不具合箇所です。
上記２写真はステアリングから足元へ伸びるシャフトの室内側とエンジンルーム側（MR-Sには前にエンジンないですが）の物です。
矢印部分のダストブーツが切れているのが確認できます。

ラジエータホースにはホース自体から冷却水が滲み出始めているのが見受けられます。
また、写真撮り忘れですが、過去の事故修理時見落としが原因と思われるファンシュラウド固定部破損でシュラウド未固定も発見されました。
いずれの箇所も、お客様へご連絡の上追加修理を実施（STシャフトダストブーツ、ラジエーターアッパ＆ロアホース＆ホースバンド、ファンシュラウド交換）

安直な油脂類部品交換は済んだがチェックランプへの対応をどうしたか、というと当該車両はストップランプバルブにLEDバルブが取り付けられています。この頃の年式車両ではランプ類が純正でも白熱球からLEDに移行時期で、同じ様な不具合が散見されストップランプSWのほんの少しの接触不良というか抵抗値の変化から異常コードの検出レベルに達してしまう、なんて事がありました。対応はスイッチ交換＋リレー追加していたと思います。
その旨お客様に説明しスイッチ交換をさせて頂きました。が、短時間走行では全く問題ないものの連続４０分以上走行すると検出されランプ点灯してしまいましたがIGOFFすると正常復帰するゆえ気にするなら白熱電球へ戻し様子見でご了承頂きました。

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