エンジン不調　日野市　八王子市　多摩市　東京都｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンジン不調という事で、お預かり致しました！

エンジンが冷えている状態で始動時、アクセルを踏むと回転数が落ち込み、場合によってはエンストしてしまうとの事でした。

コンピューター診断をしますが、故障履歴無し。アイドリング時、エンジン内に取り込む空気量の制御は電子スロットルボディが行っているので、まずはそちらを点検。カーボンが大分溜まっていたので清掃してみますが、あまり変化がありません。
ゆっくりアクセルを踏むと普通なのですが、ガツッと踏み込んだ時、たまにもたつく様な感じになります。

コンピュータ診断器、スキャンツールで更にデーターを見ていると、O2センサーの反応が悪い感じがします。
O2センサーチェッカーで点検すると、やはり反応が悪く、テストモードで点検するとＮＧ判定する状態。

またエアフロセンサー（エンジン内に取り込む空気量を測定するセンサー）も様子が変！通常、エンジン回転数とエンジン内に入る空気量の増加は各々比例して増えるのですが、現状エンジン回転数の上昇率よりも取り込む空気量の方が多く測定されている状態。エアフロセンサーが特性ずれを起こしている様です。

両方交換すると大分費用が掛かってしまいます・・。

お乗り換えをそろそろ考えているとの事でしたので、今回は点検までで終了する事に・・。

今回のケースは、多分エアフロの方が強く影響している様な気がしますが、後は交換してみないと分からないですね～。

整備書の資料でいくと、一応エアフロはＯＫという状態なので・・。
ただ、基準値というのも目安にしかならないんですよね～。
基準値外でも大丈夫な場合もあるし、基準値内なのにダメという事もあるので・・。
電子部品はその辺りの判断が難しいです！

O2センサー。ｆａｉｌ、不合格でした。

O2センサーチェッカーとスキャンツールの動画です。O2センサーチェッカーのパラメーター、ふり幅が狭い状態。スキャンツールの波形も同様です。

続いてエアフロ。2段目がエンジン回転数、3段目がエアフロの値。今1000回転時、吸入空気量は約2,03g、大体2gぐらいです。

続いて2000回転時。大体4gちょっとぐらいです。

3000回転時。大体6gぐらい。この辺までは問題無いのですが・・。

4000回転時です。今までの感じだと8gちょっとぐらいだと思うのですが、現状9.06gm/s。多くなっています。

5000回転時です。10gm/sぐらいのはずが、12.96gm/sまで上昇。おかしいですね～。
ガツッとアクセルを踏み込んだ時におかしくなる、というのはこの辺の影響な気がします・・。