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法定12カ月点検でお預かり致しました！

お客様より、助手席のパワーウィンドー操作時に異音がするとご指摘を頂きました。
操作をすると閉める時、締る直前で「ガコッ」と音がする事を確認しました。
ドア内張りを外し点検をすると、硝子を昇降させる装置、ウィンドーレギュレーターに硝子を固定するボルトが1本外れており、ボルトはドアの中に転がっていました。
ドアの修繕履歴は無いので、使用過程の中で緩んでしまった物と思われます。
他のボルト類の締付点検、外れたボルトの取り付けをした状態で動作確認をすると正常な状態となりました！

パワーウィンドーが解決したので、法定点検を進めます。

まずはエンジン廻り。
エンジンオイルの汚れ、それに伴いスロットルボディの汚れ、バッテリーの劣化、ファンベルトの摩耗が見られました。

続いて足回り。
前輪ブレーキパットの摩耗、右ドライブシャフトブーツの破れが見られました。

後はエアコンフィルターの汚れ、ナンバーのバルブが切れている状態。

また、お客さまより左セカンドシートの前後スライドが出来ないとの事。
こちらはレールにコインが挟まっているだけだった為、摘出でＯＫでした。

スロットルボディ、清掃前の状態です。
バタフライ作動部分にカーボンが溜まっていました。

清掃イメージです。
スロットルバルブクリーナーでスロットルボディを清掃し、スロットルボディ以降をVIC（PETRA　フューエルシステムクリーナー）にて清掃、また燃料系等はフューエル1で清掃します。
アイドリング不安定、燃費悪化、アクセルのレスポンス不良等の問題が生じている場合、今回の様にカーボンが堆積している事が要因である場合があります。

清掃後です。
アクセルのレスポンスが改善されました。

ドライブシャフトブーツです。右側が破れて、グリスが飛散していました。

ブーツ交換をするよりもリビルトシャフト交換の方が安かった為、今回はシャフト丸ごと交換とさせて頂きました。

実際のブレーキパットです。新品は箱一杯の状態ですので、かなり摩耗していた事が分かります。

ディスクローターはレコード盤の様に筋だっていた為、研磨させて頂きました。

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