株式会社 秀勇自動車

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2026年06月21日 16:15CVTF交換はトルコン太郎圧送で!レヴォーグ整備3つの要点

症状・ご相談内容
日野市にお住まいのお客様より、スバル レヴォーグ(型式:DBA-VM4/走行距離:41,358km)の車検整備にてご入庫いただきました。
車検(24ヶ月点検)に伴う各部点検の中で、エンジンオイル・オイルフィルター・CVTフルード・前後デフオイル・ブレーキフルードがいずれも交換時期に到達していることが判明。
あわせて、エアコンの効きや臭いに関するご相談もいただいたため、エアコン関連の点検・整備もあわせて実施いたしました。

原因・点検結果
入庫時に下廻り各部・ブレーキ関係・ケーブル関係・灯火および保安装置・動力伝達装置・エンジンおよび電気機器・ステアリング装置関係・排気ガスなど、車検整備基本工賃の範囲で各部の点検・調整・給油を実施しました。
あわせて検査機器による点検・調整、各種サービスリマインダーリセット(対象車両のみ)も行っております。

点検の結果、ブレーキ残量は前輪8.3mm/後輪6.0mm、タイヤ残量は前輪6.0mm/後輪6.4mm(スタッドレスタイヤ)であることを確認。
バッテリーテストでは充電状態100%、寿命テスト100%(基準値600CCA、測定値613CCA)と良好でした。
エンジン始動能力テストも100%(9.91V)、充電テスト14.43Vとバッテリーは良好な状態です。

OBD点検(スキャンツールによるDTC読み取り)では過去の故障履歴としてブレーキコントロール関連のコード「C1424」が記録されておりましたが、消去後の再点検で異常が無いことを確認しております。

注意ポイント
ラジエターキャップの開弁圧が低下しており、冷却水量がわずかに減少していることが確認されました。
キャップの劣化は冷却システム全体の圧力保持に影響するため、放置すると冷却水漏れやオーバーヒートのリスクにつながります。
また、冷却水自体も使用から7年が経過し、性能の劣化が進行している状態でした。
エアコンフィルターは枯れ葉やダストなどで黒く汚れており、フィルター単体およびフィルターを外した状態でエアコンを作動させた際にも異臭が確認されました。
このことから、エバポレーター(熱交換器)内部にもカビ等が発生している可能性が高いと判断し、フィルター交換とあわせて熱交換器の洗浄をご提案いたしました。

作業工程・技術的なポイント
①エンジンオイル交換(フラッシング込み)
オイルシステムクリーナーで内部洗浄を行ったうえで、エンジンオイル(Wako’s EX-CRUISEスペシャル 5W-30 SN/GF-4)とオイルフィルターを交換しました。
オイルパン・ドレンガスケットも同時交換し、油密性を確保しています。

②エンジン冷却水復活剤注入・ラジエターキャップ交換
技術解説:冷却水復活剤とラジエターキャップの役割
ラジエターキャップは単なる「フタ」ではなく、冷却システム内部の圧力を一定に保つことで冷却水の沸点を上げ、オーバーヒートを防ぐ重要な部品です。
開弁圧が下がると、本来よりも低い圧力で冷却水が外部に逃げてしまい、結果的に冷却水量の減少を招きます。
今回は新品のラジエターキャップに交換するとともに、経年劣化した冷却水にWako’sクーラントブースター(冷却水能力復活剤)を補充し、冷却性能の回復を図りました。
③エア・クリーナ・フィルタ清掃/エンジン内部カーボン洗浄
エア・クリーナ・フィルタの清掃に加え、Wako’sフューエル1を使用してエンジン内部のカーボン洗浄を実施しました。

④ウィンドーウォッシャー液補充
ウィンドーウォッシャー液の量を確認し、補充を行いました。

⑤前後ブレーキ分解・清掃
前後ブレーキを分解し、パーツクリーナーで清掃。あわせてブレーキフルード(DOT4)を交換し、タイヤの空気圧調整も実施しました。

⑥CVTF(CVTフルード)圧送交換
今回のご入庫で最もご相談の多かったCVTフルード交換は、専用機「トルコン太郎」を使用した圧送交換にて実施しました。

技術解説:トルコン太郎によるCVTF圧送交換の工程
まずCVTを十分に冷却した状態でエンジンを始動し、フィラープラグを取り外してオートマ用フラッシング剤(PETRA TRANSMISSION SYSTEM CLEANER)を注入し、内部を洗浄します。
洗浄後はエンジンを一度停止し、オートマオイルのオイルクーラーホースを取り外して、アタッチメントホースを2本取り付けます。
このアタッチメントホースにトルコン太郎を接続してエンジンを再始動し、片方のホースから古いオイルを抜き取りながら、もう片方のホースから新油を注入していきます。
交換後はトルコン太郎内部のフィルターでオイルをろ過し、さらに洗浄を行います。
オイル量はオイル温度によって変化するため、洗浄後に一度冷却し、メーカー規定温度の状態でオイル量を計測するという手順を踏みます。
CVTが十分に冷却された後、スキャンツールを接続してCVTFの温度を計測しながらエンジンを始動し、フィラープラグを取り外してCVTコンディショナー(PETRA UNIVERSAL SYNTHETIC CVT CONDITIONER)を添加。
再びフィラープラグを取り付けた後、アイドリング状態でフルード温度を上げ、35℃に達した時点でフィラープラグを外してフルード量を最終調整し、作業完了となります。
スキャンツールによる油温管理を徹底することで、規定量からのズレを防ぎ、CVTの変速フィーリングや耐久性を損なわないよう配慮しています。

CVTF交換はトルコン太郎圧送で!レヴォーグ整備3つの要点

トルコン太郎によるAT・CVTフルード圧送交換のしくみ。ミッションを分解せずに、配管を接続してフルードを新油に入れ替えます。

CVTF交換はトルコン太郎圧送で!レヴォーグ整備3つの要点

CVTF抜き取り開始時。新油と比べ、真っ黒な状態であることがわかります。

CVTF交換はトルコン太郎圧送で!レヴォーグ整備3つの要点

今回使用したCVTF新油。

CVTF交換はトルコン太郎圧送で!レヴォーグ整備3つの要点

7リットル抜き取り時点。新油の注入が進み、抜き取ったオイルの色味が変化し始めています。

CVTF交換はトルコン太郎圧送で!レヴォーグ整備3つの要点

交換後、トルコン太郎内部のフィルターでろ過した状態。新油とほとんど変わらない色味になりました。

⑦フロント・リヤデファレンシャルオイル交換
前後それぞれのデファレンシャルオイルをWako’s RG・ANOTHER RG7590LSD 75W-90に交換しました。ガスケット・ドレンコックガスケット・フィラープラグガスケットも同時に新品交換しています。

CVTF交換はトルコン太郎圧送で!レヴォーグ整備3つの要点

デフオイル交換前の状態。

CVTF交換はトルコン太郎圧送で!レヴォーグ整備3つの要点

デフオイル交換後の状態。

⑧エアコンフィルター取替・エバポレーター洗浄
汚れと異臭の原因となっていたエアコンフィルターを新品に交換し、Wako’sエバポクリーナーを使用してエバポレーター(熱交換器)の洗浄を実施しました。

CVTF交換はトルコン太郎圧送で!レヴォーグ整備3つの要点

交換前のエアコンフィルター。枯れ葉やダスト等で真っ黒な状態。フィルター自体に異臭があり、フィルターを外した状態でエアコンを作動させても臭いが確認されました。エバポレーター内部にもカビ等の発生が推察されたため、熱交換器の洗浄もあわせて実施しています。

CVTF交換はトルコン太郎圧送で!レヴォーグ整備3つの要点

作業完了後は、エアコン吹き出し口から爽やかな風が送風される状態に改善しました。

⑨エアコンガスオイル(添加剤)補充
注意ポイント:夏場のエアコン負荷対策
近年の夏は気温が高くなる傾向があり、エアコンシステムへの負荷が大きくなりがちです。
今回はPAC-L Wako’sパワーエアコンリキッドを補充し、エアコンシステムの潤滑性能をサポートしています。
⑩キーレスエントリー・バッテリー交換
鍵の電池不足の警告が出ていたため、キーレス用バッテリー(CR2032)を新品に交換いたしました。

作業結果
車検整備に必要な法定点検項目をすべてクリアし、24ヶ月点検および車検対応を完了いたしました。
エンジンオイル・オイルフィルター・CVTフルード・前後デフオイル・ブレーキフルードの交換により、駆動系・制動系のコンディションをリフレッシュ。
冷却系統はラジエターキャップ交換とクーラントブースター補充により、冷却水量・冷却性能を回復しています。
エアコン関連も、フィルター交換とエバポレーター洗浄によって、気になっていた臭いが解消し、清浄な風が吹き出し口から送風される状態になりました。

対象車両情報

初年度登録年月令和1年メーカー・ブランドスバル
車種レヴォーグ型式DBA-VM4

費用明細

項目 数量 単価 金額 消費税 区分 備考
車検整備基本工賃(24ヶ月点検) 1.0 29,000 29,000 課税 点検
検査機器による点検・調整 1.0 5,000 5,000 課税 点検
OBD点検実施(スキャンツールによるDTC読み取り) 1.0 2,000 2,000 課税 点検
エンジンオイル交換(フラッシング込み) PETRAオイルシス 1.0 2,500 2,500 課税 部品
Wako’s EX-CRUISEスペシャル 5W-30 SN 1.0 0 0 課税 部品 車検時オイル無料
オイルパン・ドレンガスケット 1.0 100 100 課税 部品
オイル・エレメント 1.0 1,400 1,400 課税 部品
PETRA Engine Shield 1.0 3,300 3,300 課税 部品
エンジン冷却水復活剤注入 Wako’sクーラント・ブースター 1.0 2,160 2,160 課税 部品
ラジエータ・キャップ 1.0 1,460 1,460 課税 部品
Wakosフューエル1 1.0 2,160 2,160 課税 部品
ウィンドーウォッシャー 1.0 100 100 課税 部品
パーツクリーナー 1.0 1,800 1,800 課税 部品
ブレーキフルード(DOT4) 1.0 1,800 1,800 課税 部品
CVTF 圧送交換(スキャンツールにて油温管理) 1.0 9,000 9,000 課税 交換
WAKOS CVTFプレミアムスペック 14.0 3,400 47,600 課税 部品
PETRA TRANSMISSION SYSTEM CLEA 1.0 2,500 2,500 課税 部品
PETRA UNIVERSAL SYNTHETIC CVT 1.0 3,500 3,500 課税 部品
ガスケット・フィラープラグ 1.0 320 320 課税 部品
フロント・デファレンシャル・オイル 1.3 2,760 3,588 課税 部品 Wako’s RG・ANOTHER RG7590LSD 75W-90
ドレンコック・ガスケット 1.0 190 190 課税 部品
ガスケット 2.0 320 640 課税 部品
リヤ・デファレンシャル・オイル 0.8 2,760 2,208 課税 部品 Wako’s RG・ANOTHER RG7590LSD 75W-90
ガスケット 2.0 320 640 課税 部品
エアコンフィルター取替 1.0 3,000 3,000 課税 交換
エアコンフィルター 1.0 3,800 3,800 課税 部品
エバポレーター洗浄作業 1.0 1,500 1,500 課税 修理
Wako’sエバポクリーナー 1.0 5,500 5,500 課税 部品
エアコンガスオイル補充 1.0 1,800 1,800 課税 修理
PAC-L Wako’sパワーエアコンリキッド 1.0 4,200 4,200 課税 部品
キーレスエントリー・バッテリー取替 1.0 500 500 課税 部品
法定費用 1.0 61,750 61,750 非課税 法定整備
小計(課税) (①) 143,266円
消費税 (②) 14,326円
小計(非課税) (③) 61,750円
値引き (④) -2,822円
総額(消費税込)(①+②+③+④) 216,520円

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