株式会社 秀勇自動車

作業実績
1107件
レビュー
  • 法定点検
  • スバル XVハイブリッド
  • 費用総額:92,874

2026年03月08日 15:05CVTフルードの劣化放置は危険!高額修理を防ぐ3ステップ予防整備

症状・ご相談内容
今回ご入庫いただいたのは、東京都日野市にお住まいのお客様のスバル XV(型式:5AA-GTE、走行距離:51,731km)です。6ヶ月セーフティ点検でご来店いただいた際、以前の車検時にご提案していたCVTフルード(CVTF)の圧送交換を、今回いよいよ実施していただけることになりました。

CVTフルードは、無段変速機(CVT)の内部を潤滑・冷却・動力伝達するために欠かせないオイルです。走行距離や経年劣化により徐々に酸化・汚染が進み、変速フィーリングの悪化やCVT本体へのダメージにつながることがあります。「変速時のショックが気になる」「走行中に滑るような感覚がある」といった症状が出る前に、定期的なメンテナンスをお勧めしております。

注意:CVTフルードの交換を先延ばしにしていませんか?
CVTフルードは「無交換でよい」と言われることもありますが、実際には走行距離とともに劣化が進みます。特に5万km前後になると汚れが顕著になるケースが多く、放置するとCVT本体の故障につながる可能性があります。CVTの修理・交換は高額になるため、予防的なフルード交換が非常に重要です。
原因・点検結果
今回の入庫は症状が出てからの緊急対応ではなく、前回車検時からのご提案に基づく予防整備です。セーフティ点検と合わせて各部の状態を確認したところ、CVTフルードは走行距離51,731kmに相応した劣化・汚染が確認されました。

また、バッテリーの状態についても測定を実施しました。メインバッテリーは充電状態100%・寿命テスト81%(基準値530CCA・測定値495CCA)、サブバッテリーは充電状態100%・寿命テスト100%(基準値500CCA・測定値550CCA)、充電電圧14.1Vと確認され、いずれも現時点では正常範囲内でした。

エアコンフィルターについても点検の結果、明らかな汚れが確認されたため、今回の作業と合わせて交換を実施しました。

CVTフルードの劣化放置は危険!高額修理を防ぐ3ステップ予防整備

画像1:CVTF圧送交換 / オイルチェンジャーを接続し、圧送交換を実施。

作業工程・技術的なポイント
CVTフルードの交換は、単純なドレンアップ(抜いて入れる)ではなく、専用機器「トルコン太郎」を使った圧送交換方式で実施しました。以下の手順で丁寧に作業を進めました。

フラッシング剤による内部洗浄:まずPETRA TRANSMISSION SYSTEM CLEANERをCVT内部に注入し、古いフルードと汚れをしっかりと溶かし出す前処理を実施しました。
トルコン太郎による圧送交換:スキャンツールで油温を管理しながら、トルコン太郎を使って古いCVTフルードを新油(WAKOS CVTFプレミアムスペック)に圧送で置き換えました。この方式はドレンアップと異なり、CVT内部に残る古いオイルも効率よく入れ替えられるのが特徴です。
内部フィルターによるろ過・洗浄:交換後、トルコン太郎本体内部のフィルターを通してオイルをろ過し、さらなる清浄化を実施しました。
油温降下後に添加剤を注入:オイル温度が適正値まで下がったことを確認した後、PETRA UNIVERSAL SYNTHETIC CVT CONDITIONERを注入。CVT内部の保護性能をさらに高めます。
油量の最終調整・完了確認:スキャンツールで油温・油量を確認しながら、最終的なオイル量の調整を行い作業完了。

CVTフルードの劣化放置は危険!高額修理を防ぐ3ステップ予防整備

画像2:CVTF交換前 / CVTF抜き取り始め。汚れが見られます。

CVTフルードの劣化放置は危険!高額修理を防ぐ3ステップ予防整備

画像3:CVTF交換中 / オイルを抜きながら新油を注入。抜き取ったオイルが段々綺麗になります。

技術解説:トルコン太郎による圧送交換とは?
一般的な「ドレンアップ交換」では、オイルパン内のフルードを抜いて新油を補充するだけのため、CVT内部やトルクコンバーター内に残った古いオイルの割合が多く残ってしまいます。一方、「圧送交換」では専用の圧送ポンプを使ってCVTの循環ラインに直接接続し、エンジンを回しながら古いフルードを新油で押し出す方式です。交換効率が格段に高く、内部洗浄と合わせることでCVT本体へのダメージリスクを大幅に軽減できます。秀勇自動車では、スキャンツールによる油温管理のもと、安全・確実に圧送交換を実施しています。
作業結果
圧送交換と内部フィルターによるろ過洗浄を組み合わせた結果、抜き取られたCVTフルードの色は作業開始時の茶褐色から、作業後には透明感のある正常な色へと大きく改善されました。変速フィーリングも滑らかになり、CVT内部の保護性能が回復した状態で作業を完了しました。

CVTフルードの劣化放置は危険!高額修理を防ぐ3ステップ予防整備

画像4:CVTF交換後 / 抜き取ったオイルも大分綺麗になりました。

CVTフルードの劣化放置は危険!高額修理を防ぐ3ステップ予防整備

画像5:フィルターにて洗浄後 / オイルチェンジャー内部のフィルターを使い、ろ過した状態。より綺麗になりました。

対象車両情報

初年度登録年月令和2年メーカー・ブランドスバル
車種XVハイブリッド型式5AA-GTE

費用明細

項目 数量 単価 金額 消費税 区分 備考
6ヶ月セーフティー点検 1.0 3,000 3,000 課税 点検
エンジンオイル及びフィルター取替 1.0 900 900 課税 交換
オイル・エレメント 1.0 1,400 1,400 課税 部品
samsure スーパーローフリクション SN 0W-20 1.0 7,920 7,920 課税 部品
オイルパン・ドレン・ガスケット 1.0 100 100 課税 部品
CVTF 圧送交換(スキャンツールにて油温管理) 1.0 9,000 9,000 課税 交換
WAKOS CVTFプレミアムスペック(定価¥3,720-) 14.0 3,400 47,600 課税 部品
PETRA TRANSMISSION SYSTEM CLEA 1.0 2,500 2,500 課税 部品
PETRA UNIVERSAL SYNTHETIC CVT 1.0 3,500 3,500 課税 部品
ガスケット、フィラープラグ 1.0 320 320 課税 部品
エバポレーター洗浄作業 1.0 4,500 4,500 課税 修理
Wako’sエバポクリーナー 1.0 5,500 5,500 課税 部品
エアコンフィルター 1.0 2,100 2,100 課税 部品
オイル交換サービス券割引 1.0 -909 -909 課税 値引き
車両お持込割引 1.0 -3,000 -3,000 課税 値引き
小計(課税) (①) 84,431円
消費税 (②) 8,443円
小計(非課税) (③) 0円
値引き (④) - 円
総額(消費税込) (①+②+③) 92,874円

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認証工場:第1-8272号

車の修理、板金、整備、車検を一貫して行っている地域密着型の自動車専門会社です。

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