CVTフルード圧送交換の効果とは？トルコン太郎で95%完全交換を実現｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回は、法定12ヶ月点検でご入庫いただいた【スバル インプレッサ（DBA-GT3）】のCVTフルード交換事例をご紹介します。

点検の結果、CVTフルードの劣化と汚れが確認されました。走行距離72,564kmでの適切なメンテナンスタイミングでしたので、高性能な専用交換機「トルコン太郎」を使用した圧送交換を実施いたしました。

日野市・八王子市・多摩市エリアでのCVTフルード交換・トルコン太郎による整備は当社にお任せください！
1. CVTフルードの劣化状況と交換の必要性
CVT（無段変速機）フルードは、なめらかな変速と各部品の潤滑・冷却を担う重要な役割を持っています。劣化したフルードを放置すると以下の問題が発生します：

変速ショックの発生 – 加速時や減速時にガクガクとした変速ショックが生じる
燃費悪化 – フルードの劣化により伝達効率が低下し、燃費が悪化
CVT本体の損傷 – 潤滑不良により内部部品が摩耗、最悪の場合CVT交換が必要
異音・振動 – ベルトとプーリーの滑りにより異音や振動が発生
重要：CVTフルードは45万km毎の交換が推奨されています。72,564kmでの交換は必要なタイミングです。

【抜き取り開始時（5.3L）】CVTフルードの汚れ状況。茶色く変色し、金属粉の混入も見られます。この状態で使用を続けるとCVT内部の損傷につながる危険な状態でした。

【抜き取り中（13.5L）】圧送交換により、CVT内部に残留していた古いフルードを徹底的に排出。従来のドレン交換では取り除けない汚れも完全に除去していきます。

【抜き取り後（16L）】最終的に16リットルのフルードを抜き取り完了。トルコン太郎による圧送交換なら、CVT内部に残留するフルードをほぼ完全に交換できます。
2. トルコン太郎によるCVTフルード圧送交換作業
今回は高性能なCVTフルード専用交換機「トルコン太郎」を使用した圧送交換を実施いたしました。トルコン太郎による交換には以下のメリットがあります：

トルコン太郎を使用する理由
完全交換が可能 – 従来のドレン交換では50%程度しか交換できないが、圧送交換なら95%以上交換
油温管理機能 – スキャンツールと連動し、適正温度での交換を実現
フラッシング効果 – 内部に蓄積したスラッジや汚れを完全に除去
安全性の確保 – CVTに負荷をかけずに確実な交換作業が可能

【新品フルード】WAKOS CVTFプレミアムスペックを使用。透明度が高く、適切な粘度を保持した高品質フルードです。CVT本体を長持ちさせる優れた性能を発揮します。

【交換作業中】トルコン太郎による圧送交換作業。スキャンツールで油温を監視しながら、適正温度での交換を実施しています。油温管理により、CVT内部への負担を最小限に抑えた安全な作業を行います。

【交換完了、フィルターろ過後】新しいWAKOS CVTFプレミアムスペックに完全交換。透明感のある美しい色に生まれ変わりました。これにより、なめらかな変速フィーリングと燃費性能の向上が期待できます。更に
トルコン太郎内の高性能フィルターでろ過したフルード。細かな金属粉やスラッジを完全に除去し、クリーンな状態を実現しました。
3. その他の交換作業内容
今回のメンテナンスでは、CVTフルード交換と併せて以下の部品交換も実施いたしました：

同時交換した部品
バッテリー交換 – GSユアサ製の高性能バッテリーに交換。充電状態80%、寿命テスト60%で要注意状態だったため新品に交換しました。
タイヤ交換 – 前輪3.8mm、後輪4.2mmで内外減りが発生していたため、SEIBERLING SL201（205/55R16）に4本とも交換しました。
エンジンオイル交換 – Wako’s EX-CRUISEスペシャル（5W-30）に交換。タイミングチェーンカバーからの滲み対策として、エンジンストップリーク添加剤を注入しました。
エアコンフィルター交換 – 車内の空気環境を快適に保つため、クリーンフィルターを新品に交換しました。
発炎筒交換 – 使用期限が2024年10月だったため、新品に交換しました。
4. 整備完了後の改善効果
変速フィーリング向上
CVTのなめらかな変速を実現。加速時のもたつきや変速ショックが大幅に改善されました。

燃費性能回復
新しいフルードにより伝達効率が向上。燃費の改善効果も期待できます。

静粛性向上
CVT内部の洗浄により異音が解消。快適な走行環境を実現しました。

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