サスペンション・足回り修理・整備
掲載日:2020.12.29 / 更新日:2021.01.04
71ボディと22シャシーの合体! ポンコツジムニー ハコ替え計画15-1
JA22Wに、JA71Cのオープンボディを移植するハコ替え計画。今回はいよいよ22のシャシーに、補修を施した71Cのボディをドッキング。走り出すまでもう少しだ!
ボディを塗装するより先にシャシーと合体してしまおう
パネルの交換や継ぎ接ぎの鈑金溶接など、大掛かりな作業は前回までにほぼ終了し、JA22のフロントまわりも装着してなんとなくクルマっぽくなってきた。今回はいよいよJA22のシャシーに、JA71のボディをドッキングする。
ボディ単体のうちに塗装まで仕上げたほうが仕上がりは綺麗なのだが、ボディとシャシーとを分離したままだと2台分のスペースを使ってしまって邪魔だし、もう半年以上も屋外でブルーシートをかぶせたままのシャシーが傷んでしまうのも心配だったので、塗装はシャシーとボディを組み合わせてから行うことにした。タイヤがついているほうが移動も楽だしね。
ガレージ内にはシャシーを保管しておくスペースがなかったので、屋外にブルーシートをぐるぐる巻きにして保管していたのだが、強風によってブルーシートが剥がれたこともあり、何度か雨にも濡れてしまっている。久しぶりにブルーシートを剥がしてみると、思ったより綺麗には見えるものの、ホコリが積もり、錆も少し出ている。エンジンやミッションも心配だが、このままでは始動の確認もできないので、ボディを組んでから考えることにした。
せっかくシャシーがむき出しになっているので、錆の上からでも塗れるシリコン系の塗料をスプレーしておいた。マスキングしないでスプレーしたので雑に塗っただけだが、ちょっと綺麗に見えるから不思議だ(笑)。
2代目ジムニーの四角いボディが採用されている最後のモデルであるJA22W。ジムニーシリーズで初めてコイルスプリングが採用された。2代目のジムニーシリーズの中では乗り心地がいい。
ガレージ内にはスペースがないので、外にブルーシートをかぶせて半年も放置してしまった。剥がしたら錆だらけだったりして…。
シャシーには錆止めの塗装をしておく
カバーを剥がすとホコリは積もっていたものの錆はあまりなかった。一人で押しながらなんとかガレージ内に入れることができた。
リヤバンパーを交換した時、ナンバー灯のステーを雑にカットしてあったので、グラインダーで平らに削り取っておいた。
トレーリングアームの付け根など、錆が出てしまった部分はワイヤーブラシで錆を落として、パーツクリーナーで脱脂しておく。
錆の進行を抑えるために、錆の上からでも塗れるシリコン系樹脂の塗料のニッペホームプロダクツのシリコンタフを用意した。
錆が出ている場所や出そうな場所を中心に塗料をスプレーする。マスキングはしていないので、仕上がりはかなり雑だ。
シャシーの純正フロントバンパーを固定するためのステー部分は、社外バンパーを使用しているので不要な部分。パイプカッターを使って適当な場所でカットしてしまう。
パイプをカットすると、中からはバラバラとミルフィーユ状の錆が出てきた。
パイプの両側にある小さな穴から水が浸入し、パイプの内部が錆びてしまったようだ。
錆びてしまったパイプの内部にもシリコンタフをスプレーした。パイプの両端には単管パイプ用のエンドキャップがピッタリサイズなので装着。
ボディのマウントはメインが8か所、その他にも十数か所に装着するため、これだけのパーツが必要になる。パーツ代はしめて2万6301円。結構な出費になった。
ボディマウントはボルトで固定する9か所の他に、ボディとシャシーが接触する部分にゴムのパッドを置いておく。場所によって数種類の形状がある。
一部はボディ装着時にずれてしまわないように、あらかじめ接着しておく必要がある。ゴムにも使える接着剤コニシのG17を使用して固定した。