故障・修理
更新日:2024.04.30 / 掲載日:2023.06.01
SUBARUサンバーを快走仕様!「車上エンジンオーバーホール大敢行!」3
前回まででバルブステムシールが原因か?のオイル下がりを解決したが、やはりオイルが減る。という事はオイル上がり?と思い、18万キロお疲れのピストンリング交換してみようとパーツを検索してもらったら、もろもろ最後の在庫があったので、思い切ってピストンやコンロッドまで交換することに。徹底バラシが始まったぞ。
■ Photo&Text Masahiro Kan ■ 取材協力 (株)不二WPC
予想以上にエンジン内は綺麗!状態は良さそうだ
早速分解に取り掛かってみた。ヘッドカバー、タイミングベルト交換、オイルパンシール作業などは、これまでにも行った経験があるためあまりハードルは高くない。
まずはクランク側から分解で、エンジンオイルと冷却水を抜く。冷却水はリヤリフトアップなのでエンジン側だけ抜けばいい。ウォーターポンプ下部のドレンボルトだけ外せばOKだ。
オイルパンを剥がしてオイルストレーナーとスティフニングプレートを外すとクランクが露出する。
この作業時、オイルをしっかり時間をかけて抜いても、まだまだポタポタと顔に滴る事は覚悟しておこう。特にオイルストレーナーは外した瞬間オイルが結構出てくるので注意。
スパークプラグが抜けていて、タイミングベルトも外してあるので、クランクプーリーは手で回るはず。
ピストンを下死点あたりにするとコンロッドナットが外せるので、マーキングをしてからコンロッドキャップを外す。
そのあとは必ずコンロッドボルトにビニールチューブをかぶせて、ピストンを引き抜くときにネジ部がクランクに当たって傷がつくのを防止しておくことを忘れないように。