パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

タイヤに窒素を補充する間隔はどれ位が適当か

タイヤに窒素を入れると「抜けにくい」と言われています。そのため空気圧調整も普通の空気と比べると頻度が少なく済むと考えられます。では、実際に窒素を補充する間隔はどれ位が適当なのでしょうか。

タイヤの空気圧調整について

まず、空気圧調整についてです。空気の補充の間隔は、走行距離や車種、タイヤの種類などによって異なるため、一概には言えません。ただ、空気の場合ですと一般的に1ヶ月に1度、空気圧点検をすることがよいと言われています。あくまで点検であって空気を補充するかどうかは別です。また、車に乗っていなくても自然に空気が抜けていくため、乗る頻度に関係なく車の空気圧調整は必要です。適正な空気圧は、車のドア付近に「タイヤ空気圧」などと書かれたシールに記載されています。表示されている値に従って、空気圧を調整します。

窒素を入れるとどう変わるのか

窒素はもともと空気中に70~80%含まれている成分です。そのため、空気を入れている時と比べ窒素を100%にしても劇的な変化があるわけではありません。しかし残りの約20%を占める酸素と比べゴムを通過しにくいなどの特性があるため、抜けにくい性質をもっています。また水分を含まないことで温度変化による体積の変化が少なくなります。このこともあって、空気圧の変化が少なくなります。以上のことから、窒素を入れると空気圧の低下および変動が少なくなるといえます。

窒素の補充頻度はどれくらいか

窒素は空気圧が低下しにくいだけで、放っておくといずれ低下します。どのくらいの頻度で補充するかについてですが、空気を2~3ヶ月に一度補充するとしたら、そこにプラス1ヶ月足した間隔になります。おおよそ4ヶ月に1度補充が必要と思われます。ただし、車の使用状況や車種、タイヤの種類などにも左右されるので一概には言えません。上記はあくまでも目安になりますので、補充する前に整備店に確認することをおすすめします。窒素を入れることで、空気と比べて、タイヤの空気圧の低下が大幅に延びるわけでもありません。補充は別として、空気圧の点検は現在の頻度で行うといいでしょう。窒素は抜けにくいからといって、油断をして空気圧の点検を怠らないようにしましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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