- 法定点検
- スバル フォレスター
- 費用総額:107,565円
2026年09月11日 18:32エンジン不調をコンピュータ診断で特定!原因を見抜く3つのポイント
症状・ご相談内容
今回ご紹介するのは、日野市にお住まいのお客様からお預かりしたスバル フォレスター(型式:DBA-SJ5/走行距離97,238km)の事例です。法定12ヶ月点検でのご入庫でしたが、受付の際に「出足がもたつく」「1速から2速に切り替わる時に変速ショックを感じる」というご指摘をいただきました。
エンジン不調やコンピュータ診断が必要なケースでは、体感症状だけでは原因の切り分けが難しいことが多く、今回もスキャンツールによるリアルタイムデータ確認が診断の決め手となりました。日野市・八王子市・多摩市・稲城市エリアで同様の症状にお悩みの方の参考になれば幸いです。
原因・点検結果
まずは走行テストを実施したところ、I(インテリジェンス)モードでDレンジ走行中に症状を確認しました。一方、Sモード(スポーツモード)やマニュアルシフトモードでギヤを切り替えた際には症状が発生しませんでした。当該車両はCVT車ですが、この結果からCVT自体には問題がなく、エンジン側の出力に問題が生じていることが分かりました。
技術的ポイント:モード切替による切り分け診断
CVT車では、走行モードによって変速制御ロジックが異なります。Iモードのみで症状が出て、S・マニュアルモードで再現しないという特徴から、変速機構そのものではなく、エンジン制御(トルク出力)側に原因があると推測できます。感覚的な訴えを、モード別の走行テストという客観的な手順で裏付けることが、誤診断を防ぐポイントです。
続いてスキャンツールでリアルタイムデータを確認したところ、症状発生時は外気温度・吸気温度の表示が実測値よりも極端に高くなっており、吸入空気量も基準値からずれていることを確認しました。ご入庫は2月の寒い時期でしたが、センサーの表示上は40℃程度を示している状態でした。
エンスト発生時のデータです。外気温は7.5℃でしたが、センサー値は40℃程度を示していました。またエンジンが停止している時も吸入空気量の値が表示されており、スロットルボディにカーボンが堆積していたためISC空気量補正値も大きくなっていました。
エアフロセンサーを取り外して清掃したところ、清掃後は吸気温度19℃、外気温度15℃、吸入空気量が2.2g/secから1.9g/secへと数値が変化しました。清掃によって症状に変化が見られたことから、エアフロセンサーの特性不良と断定しました。
作業工程・技術的なポイント
お客様へ状況をご説明し、ご承認をいただいたうえで以下の作業を進めました。
エアフローメーターの本体交換
走行距離97,238kmでスパークプラグが交換時期に達していたため、スパークプラグ交換をご提案・実施
スロットルボディ等、吸気系の清掃が長らく実施されていなかったため、あわせて清掃を実施
清掃前の状態。カーボン堆積により黒くなっています。
スロットルボディ清掃作業中の様子です。
吸気系清掃イメージ図です。
スロットルボディはWAKO’Sスロットルバルブクリーナーで清掃したうえで、さらにPETRAフューエルシステムクリーナーとWako’sフューエル1を使用して燃料系統の清掃も実施しました。
清掃後の状態。更にフューエルシステムクリーナーとフューエル1にて清掃を実施します。
技術的ポイント:センサー交換後の学習値リセットが必要な理由
エアフローメーターやスロットルボディを交換・清掃した後は、エンジンコンピュータに記憶された学習値(アイドル制御補正値など)が実際の状態と合わなくなることがあります。今回はエンジン内部カーボン洗浄とあわせて学習値のリセット・再学習を行うことで、新しいセンサー・清掃後の状態に合わせて制御を最適化しました。
吸入空気量は基準値近くとなり、外気温度も実測値に近い値に変化しました。
作業を進める中で、イグニッションコイルを取り外した際にエンジンオイルの滲みを発見しました。3番・4番シリンダーのプラグホールにオイルが溜まっており、スパークプラグの先端にもオイルが付着している状態でした。
プラグホールがオイル滲みを起こしていた為、スパークプラグの先端にオイルが付着していました。
ご注意:FB型エンジンのタペットカバーパッキン交換について
FB型エンジンに変わって以降、タペットカバーパッキンを交換するにはエンジンを降ろす必要がある構造になっています。そのため、オイル滲みを根本的に修繕するには大掛かりな作業(エンジン脱着)が必要となります。また、以前他店で実施されたオイル交換時には0W-20という低粘度オイルが使用されており、低粘度オイルは滲み・漏れが進みやすい傾向があります。
お客様にご相談のうえ、今回は以下の応急的な対応で様子を見ることとしました。
エンジンオイルの粘度を0W-20から5W-40へ変更
硬化したゴムパッキンの柔軟性を復元し、漏れを低減するタイプの漏れ止め剤(PETRAエンジン・ストップリーク)を注入
作業結果
エアフローメーター交換・吸気系清掃・学習値リセットを行った後に走行テストを実施したところ、「出足がもたつく」「1速から2速への変速ショック」の症状は再現しなくなったことを確認しました。エンジン出力の低下は、寒い時期特有のエアフロセンサー特性不良が原因であったと結論づけられます。
エンジンオイルの滲みについては、今回は粘度変更と漏れ止め剤の注入による経過観察としました。あわせて実施した12ヶ月点検では、ブレーキの分解清掃、下廻り各部の給油、リヤポジションランプのバルブ交換、キーレスバッテリー交換、エバポレーター洗浄、エアコンフィルター交換なども実施し、車両全体のコンディションを整えています。
対象車両情報
| 初年度登録年月 | 平成28年 | メーカー・ブランド | スバル |
|---|---|---|---|
| 車種 | フォレスター | 型式 | DBA-SJ5 |
費用明細
| 項目 | 数量 | 単価 | 金額 | 消費税 | 区分 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 12ヶ月定期点検 | 1.0 | 14,000 | 14,000 | 課税 | 点検 | |
| OBD点検実施(スキャンツールによるDTC読み取り) | 1.0 | 2,000 | 2,000 | 課税 | 点検 | |
| 故障診断に伴う問診作業 | 1.0 | 3,600 | 3,600 | 課税 | 点検 | |
| スキャンツールにて各データ確認 | 1.0 | 1,800 | 1,800 | 課税 | 点検 | |
| エアフロー・メーター取替工賃 | 1.0 | 1,800 | 1,800 | 課税 | 交換 | |
| エアフローメーター | 1.0 | 15,400 | 15,400 | 課税 | 部品 | |
| エンジン内部カーボン洗浄・学習値リセット及び再学習施工 | 1.0 | 2,700 | 2,700 | 課税 | 修理 | |
| WAKO’S スロットルバルブクリーナー | 1.0 | 2,900 | 2,900 | 課税 | 部品 | |
| PETRA フューエルシステムクリーナー | 1.0 | 6,000 | 6,000 | 課税 | 部品 | |
| Wako’s フューエル1 | 1.0 | 2,160 | 2,160 | 課税 | 部品 | |
| スパーク・プラグ取替工賃 | 1.0 | 12,600 | 12,600 | 課税 | 交換 | |
| スパークプラグ イリジウムタフ | 4.0 | 2,850 | 11,400 | 課税 | 部品 | |
| エンジンオイル取替(オイルパン・ドレン・ガスケット) | 1.0 | 100 | 100 | 課税 | 部品 | |
| Wako’s EX-CRUISE スペシャル 5W-40 | 1.0 | 0 | 0 | 課税 | 部品 | |
| PETRA エンジン・ストップリーク(漏れ止め剤) | 1.0 | 3,200 | 3,200 | 課税 | 部品 | |
| パーツクリーナー | 1.0 | 1,800 | 1,800 | 課税 | 部品 | |
| ウインドーウォッシャー液 | 3.0 | 100 | 300 | 課税 | 部品 | |
| ウォッシャーパイプ固定クリップ | 1.0 | 80 | 80 | 課税 | 部品 | |
| 左右リヤポジションランプ・バルブ交換工賃 | 1.0 | 1,800 | 1,800 | 課税 | 交換 | |
| ウェッジ球 12V5W | 2.0 | 150 | 300 | 課税 | 部品 | |
| キーレス用バッテリー | 1.0 | 500 | 500 | 課税 | 部品 | |
| エバポレーター洗浄作業工賃 | 1.0 | 4,500 | 4,500 | 課税 | 修理 | |
| Wako’s エバポクリーナー | 1.0 | 5,500 | 5,500 | 課税 | 部品 | |
| エアコンフィルター | 1.0 | 3,800 | 3,800 | 課税 | 部品 | |
| 法定点検・早期ご予約割引(1か月) | 1.0 | -453 | -453 | 課税 | 値引き |
| 小計(課税) (①) | 97,787円 |
|---|---|
| 消費税 (②) | 9,778円 |
| 小計(非課税) (③) | 0円 |
| 値引き (④) | - 円 |
| 総額(消費税込) (①+②+③) | 107,565円 |
この作業実績のタグ
店舗情報
- 株式会社 秀勇自動車
- 認証工場:第1-8272号
車の修理、板金、整備、車検を一貫して行っている地域密着型の自動車専門会社です。
- 営業時間
- 月火水木金 9:00~19:00 / 土 10:00~18:00
- 定休日
- 日曜日 定休日:日曜日・祝日日野市・八王子市・府中市・多摩市・立川市のお客さま大歓迎です!
- 住所
- 〒191-0041 東京都日野市南平8-17-17
- アクセス
- お車にてご来店の方:下りの方は北野街道(173)沿い左手になります。
- 1級整備士
- -
- 2級整備士
- 1人
- 創業年
- 昭和 45(1970)年
-
- 無料電話お気軽にお電話下さい!
- 0078-6057-6468
株式会社 秀勇自動車
認証工場:第1-8272号
車の修理、板金、整備、車検を一貫して行っている地域密着型の自動車専門会社です。
- レビュー
-





- 4.94
- 作業実績
- 1138件
- 営業時間
-
月火水木金 9:00~19:00 土 10:00~18:00
- 定休日
- 日曜日
※12時~13時はお昼休みの為、受付業務を含め、お休みとなります。
定休日:日曜日・祝日日野市・八王子市・府中市・多摩市・立川市のお客さま大歓迎です!
- 住所
- 〒191-0041
東京都日野市南平8-17-17
- 無料電話
- 0078-6057-6468
この店舗の新着レビュー
-
- 評価
-





- 5.0
ジムニーシエラ下回りの錆処理と防錆塗装を依頼しました。もともとあちこち錆びてましたが、作業後は下回りだけ新車のようです。塗装は黒塗料と透明を使い分けて塗って頂けるので見た目はノーマルのまま。下回り防錆でノックスドール真っ黒ベタベタが嫌なら、こちらのお店での施工はお勧めです。あと、お仕事がすごく丁寧です。信頼できると思います。
- その他修理・整備
- スズキ
- ジムニーシエラ
-
- 評価
-





- 5.0
中古車を買って初めての車検でした。知識がないので色々と質問させてもらいましたがいずれも丁寧に答えてくださり、作業報告も写真付きでしてもらえたので安心でした。ありがとうございました。
- 車検
- 法定点検
- スバル
- フォレスター
-
- 評価
-





- 5.0
電話予約時に車種と名前を伝えていたが、来店時にスタッフの皆さんが「お客様」と呼ぶのではなく、名前で呼んで対応してくれたので、印象が大変良かった。また、車検の納期を繰り上げて早期に対応していただいたのでとても良かった。一つだけ苦言を申し上げると、カード決済ができなかったのが残念でした。しかし、お店から徒歩1分の至近距離に銀行のATMがあるので問題は軽微。
- 車検
- マツダ
- アクセラスポーツ
