新車試乗レポート [2021.01.14 UP]

SUZUKI 新型ソリオ公道インプレッション

ハイトボディにスライドドアを備え、スペース効率と使い勝手を追求したコスパ良好なコンパクトカーの先駆けとなったソリオ。ワゴンRソリオから数えて4代目となる新型の実力や如何に。

icon ハイブリッドMZ

●車両本体価格:202万2900円(FF) ●ボディカラー:フレイムオレンジパールメタリック

■主要諸元(ハイブリッドMZ・FF)※オプションを含まず
●全長×全幅×全高(mm):3790×1645×1745●ホイールベース(mm):2480●最低地上高(mm):140●車両重量(kg):1000●パワーユニット:1242cc直4DOHC(91PS/12.0kg・m)+モーター(3.1PS/5.1kg・m)●トランスミッション:CVT●WLTCモード総合燃費:19.6km/L●タイヤ:165/65R15

icon バンディット ハイブリッドMV

●車両本体価格:200万6400円(FF) ●ボディカラー:メロウディープレッドパール ブラック2トーンルーフ(4万4000円高)

■主要諸元(バンディット ハイブリッドMV・FF)※オプションを含まず
●全長×全幅×全高(mm):3790×1645×1745●ホイールベース(mm):2480●最低地上高(mm):140●車両重量(kg):1000●パワーユニット:1242cc直4DOHC(91PS/12.0kg・m)+モーター(3.1PS/5.1kg・m)●トランスミッション:CVT●WLTCモード総合燃費:19.6km/L●タイヤ:165/65R15

新型ソリオ インプレッション

乗ったらわかる走りの進化。タウンでもレジャーでも実力向上

走りの余力がアップ。乗り心地も洗練された

 新型の印象をひと言にまとめれば「堅実な進化」である。プラットフォームもパワートレーンも従来車の改良型であり、革新的な技術導入もない。ところが、乗ってみれば走り全般がブラッシュアップされている。

 例えばISGを用いたマイルドハイブリッドシステムの基本構成は同じだが、余力感は一段と高まった。低中速域では踏み込み時の的確な電動アシストの介入によりダウンシフトを抑制。普通に走らせていれば3000回転以下、巡航時は1500回転前後に保たれる。80km/hを超える辺りからは早めにダウンシフト。回生による充電が期待できない高速巡航ではじわりと回転数を高め、状況によって4000回転以上を用いることもあるが、ドライブフィールは大きく変わらない。回転を上げてもエンジン騒音が穏やかなのも効いているのだが、従来モデルよりも高速域での余力感が高まった。

 フットワークで言えば、初期ロールが緩いのは従来モデルと似ているが、ロール速度を抑えているので高速コーナリングや切り返しの安定感が高い。小気味よさには欠けるが、神経質な操作なしでラインに乗せやすい。緩いのに収まりがいいハンドリングなのだ。

 当然、乗り心地も穏やか。前後席で乗り比べると後席は押し上げ感が強いが、角のある路面当たりが取れて、すっきりした味わいになっていた。

 車線維持支援は逸脱警報のみ。ACCは全車速型だが、停車は最大2秒まで。最新モデルとしては操舵補正型LKAや停車保持機能付き全車速型ACCを採用してほしかったが、動力性能とフットワークの進化を合わせれば高速長距離適性は良好。ロングドライブの多いユーザーにも勧められる。

 リヤオーバーハングの拡大により小回り性を損ねずに荷室奥行きを10cm近く拡大。しかも後席は左右独立でスライド&リクライニング可能だ。前後席ウォークスルーもできるので、レジャーでのベースキャンプのような使い方にも便利。カラー表示のHUDや輪外配置型メーターの視認性もよく、大型ディスプレイはオーディオやナビなどのほか、エネルギーフロー表示等の専用機能も採用。エアコンを補佐して空調効果を高めるサーキュレーター等々、現代的かつ的を射たユーティリティだ。

 タウン&レジャーの両方に求められる要素を、走りも含めて高水準でまとめている。最上級グレードでライン装着ナビを選ぶと220万円を超えてしまうが、対応できる用途と使い勝手を考慮すれば価格以上の価値はある。

新型ソリオ プロフィール

全長&荷室を拡大し先進安全装備の機能が向上

 コンパクトハイトワゴンがフルモデルチェンジを実施。外観はよりダイナミックに、インテリアはより広々となった。また、先進安全装備や快適装備がアップデートされている。

ソリオ

  • ソリオ

    最小回転半径4.8mの小回り性能はそのままに、全長を80mm拡大。フード先端を45mm高くして存在感のあるフロントまわりとなった。

  • ソリオ

ソリオ バンディット

  • ソリオ バンディット

    2段ヘッドランプや大型グリルで迫力を表現。全長拡大は70mm、フード先端は25mm高くなった。

  • ソリオ バンディット

  • ソリオ

  • ソリオ バンディット

ソリオはネイビーとホワイトを基調に心地よさを演出、バンディットはボルドーとブラックを基調に上質感を表現している。

  • ソリオ

  • ソリオ バンディット

ソリオとバンディットのメーター。基本デザインは同じだが、配色などでキャラ分け。

  • エンジンは1.2L直4。エントリーグレード以外はISG(モーター機能付発電機)とリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを採用し、燃費と加速を向上させている。

  • 荷室床が100mm長くなり、5人+荷物を積んでも後席のヒザ元には余裕がある。助手席下のボックスなど、ユーティリティも充実。

後席は頭上が5mm、ショルダールームが20mm拡大。シートは165mmのスライドと最大56度のリクライニングが可能だ。

  • ACCに全車速追従機能を追加し、6エアバッグを全車標準装備。カラーヘッドアップディスプレイ(HUD)はスズキ小型車初採用だ。

おすすめグレード

  • icon ハイブリッドMX

    ●価格:185万200円(FF)

     売り物装備のHUDや内外装のグレードアップを考えれば約17万円高のMZを狙いたいが、MXを選んで価格差分をライン装着ナビに回した方が費用対効果に優れる。

  • ●価格:185万200円(FF)

●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之

提供元:月刊自家用車

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