新車試乗レポート
更新日:2018.10.05 / 掲載日:2017.12.26
エクストレイル【価格帯別】人気SUVベストバイ/100万~300万円

NISSAAN エクストレイル (ハイブリッド車) 価格帯:258万9840~309万8520円
PROFILE
2017年7月にマイナーチェンジを実施。Vモーショングリルを始めとした内外装の意匠変更に加えて、OPながら最先端の運転支援技術「プロパイロット」を選べるようになるなど、安全&運転支援の充実も図られた。パワートレーンは純エンジン仕様の2L車と、さらにモーターが組み合わされるハイブリッド車を設定。ただし、ハイブリッド車には3列シート仕様の設定はない。

マイナーチェンジでインパネの意匠も変更されたが、高級感の演出は控えめなのは変わらない。実用本意のシンプルな設計が与えられている。
レジャー特性はクラス随一。プロパイロットはぜひとも欲しい装備
だからオススメ! by まるも
優れた装備が充実。アウトドア好きにぴったりな一台
元祖・アウトドア派のコンパクトSUV。雪道などもアクティブに走れるインテリジェント4×4による走破性の高さや、汚れや水を気にせず使える防水仕様のシートや荷室など、実用本位の性能に優れることが大きな魅力。そのキャラクターからしてより余力があるハイブリッドがオススメ。なおハイブリッドは3列シート仕様は選べないが、2列シートの方がスペースにはゆとりがある。OP設定ながらプロパイロットも魅力大だ。だからオススメ! by 川島
ロングドライブを快適にするプロパイロットはぜひ欲しい
ファミリー&レジャー用途での使い勝手を考えた実用型SUV。ロングキャビンのレジャーワゴンらしいスタイルと、シートやフロア、ラゲッジボードを防水仕様とすることで濡れ物、汚れ物にも対応する。アウトドアを強く意識したキャビン設計も見所だ。悪路と雪路での扱いやすい走りや、半自動操舵LKAを含む運転支援装備のプロパイロットも大きなアドバンテージだ。ガソリン車は3列シート仕様も選べるが、より余力感のあるハイブリッド車に魅力を感じる。
動力性能は平凡だが、プロパイロットがあればロングドライブも楽々

幅広い走行状況で運転がしやすく、同乗者にも馴染みやすい乗り味が特徴。動力性能は2L級としては標準的なスペックで、ハイブリッド車も含めて、高速や山岳路では余力感はほどほどだ。ただし、MCで追加されたプロパイロットがあれば、高速長距離もまったく苦にならない。
エンジンは147PS/21.1kg・mと平凡だが、ハイブリッド車ならさらにモーター分の30kW/160N・mが使える。燃費向上に加え、動力性能への恩恵も大。予算に余裕があればハイブリッド車がベターだ。
’17年夏のMCでプロパイロットを設定。上位グレードのX系へのOP追加のため、トータル支払額はかなり高くなってしまうが、同一車線上で自動追従も可能となる強力な運転支援機能は、それだけの価値がある。
防水シート&フロアは泥や汚れにとにかく強い
防水シート&フロアの採用でレジャーに特化したキャビン空間が特徴。室内高寸法も1270mmと高く、その余裕はシート座面の高さにも反映される。後席の開放感も魅力だ。
開口部はほどほどの高さだが、横幅は1140mm(編集部計測値)とクラス最大級。クラストップレベルの積載能力を持つ。
4WDシステムは実力派。特に雪道は得意中の得意

4WD車の電子制御式4WDシステムは、ロックモードも設定される本格派。クロスオーバーSUVとしてはトップクラスの踏破性を持ち、特に荒れた雪路走行は得意としている。