新車試乗レポート
更新日:2018.11.26 / 掲載日:2018.01.29
ヴェゼル【価格帯別】人気SUVベストバイ/100万~300万円
HONDA ヴェゼル (ハイブリッド車) 価格帯:227万~288万6000円
PROFILE
フィットから発展したクロスオーバーSUV。2013年冬に発売が開始されて以来、常にSUV販売ランキングの上位を占めているベストセラーモデルだ。パワートレーンは1.5Lガソリンエンジン車と1.5Lガソリン+モーターのハイブリッド車を設定。。駆動方式はFFと4WDを選択可能だ。まだ時期は不明だが、近いうちに装備類の強化を軸としたマイナーチェンジが実施されそうだ。
リヤエンドにかけて絞り込まれるデザインは、最近のクロスオーバーSUVに共通する見せ方。フィットベースながらクーペ風味が加わり、洗練された印象を受ける。
販売ランキング上位を占める人気者。マイナーチェンジの噂も…
だからオススメ! by まるも
クラストップのキャビン&荷室は幅広いシーンで便利さを実感
若々しく精悍なデザインはエクステリアだけでなく、運転席と助手席を分けるような太いセンターコンソールが印象的なインテリアに統一されている。全グレードでスポーティな乗り味だが、とくにRSは18インチアルミや専用のパフォーマンスダンパーが付き、ガッシリとした剛性感が生み出す刺激的な走りを披露する。コンパクトSUVの中では後席スペースが最も広く、荷室も広大。幅広い使い方に対応できるので、ファミリーにもオススメできる。だからオススメ! by 川島
運転支援機能が充実。ロングドライブ適性も優秀だ
外観の印象はスペシャリティ系SUVだが、フィットをベースとしたユーティリティ設計もあって、コンパクトサイズの割に居住性や積載性に優れている。タウン&レジャー兼用に手頃なモデルだ。1.5Lをベースとするハイブリッドは高速や山岳路では少々余力不足を感じるシーンもあるが、ベーシックグレード以外にはACCや半自動操舵型LKAなどの運転支援も備わる。ロングドライブ適正もなかなか優秀だ。だからオススメ! by 山本
パワー感はほどほどだが、走りの質感は非常に高い
今やホンダのエース的存在となりつつあるクロスオーバーSUV。パッと見るとデザイン重視に見えるが、ホンダお得意のセンタータンクにより居住性(特に後席)は想像以上に広い。プラットフォームはフィットがベースだが、随所に欧州シビックの技術や知見が盛り込まれており、走りの質感も非常に高い。ハイブリッドでもやや非力感はあるが、DCTとの相性が良く、小気味良いフィーリングも見所だ。
ハイブリッドは燃費の優等生。小気味良い走りも見逃せない
デビュー当初は「走りはいいけど、快適性は」だったが、年次改良でそのバランスは最適化された。スポーツグレードに相当するRSはスポーティと言うよりも、走りの質が高いモデルである。ハイブリッドは小気味よさと燃費のバランスも優秀。
ハイブリッドのエンジンはガソリン車と同じ1.5L直4を搭載するが、モーターのアシストが加わることで、燃費に加えワンランク上の動力性能も持つ。
先進安全装備は上位のホンダセンシングを採用
ヴェゼルに採用されるホンダセンシングは、ミリ派レーダー+カメラで検知を行う上位システム。自動ブレーキは歩行者検知まで対応。エントリーグレード以外は標準装備ということも嬉しい。
走行車線内の走行維持をサポートするLKAは、警報機能に加えて、ステアリング操作まで支援するなど実効性が高いシステム内容を持つ。
広さもユーティリティも◎。実用性の高さも見逃せない
後席はドア開口部こそ窮屈さもあるが、頭上クリアランスや足元スペースは十分に確保される。クラストップの広さでフル乗車もなんなくこなしてくれる。
低床構造による床面の低さに加えて、開口部も縦横とも広々。荷室容量もクラストップレベルと、抜群の積載性を誇る。シートアレンジを含めてユーティティは優秀だ。