新車試乗レポート
更新日:2018.10.24 / 掲載日:2017.04.17
トヨタ C-HR 試乗レポート
トヨタ C-HR 試乗レポート
試乗
[ニューモデル]
発表:2016年12月14日
トヨタ自動車・お客様相談センター
TEL:0800-700-7700
文●九島辰也 写真●編集部
攻めたスタイルと走りはまさにSUV+スポーツカー
REPORT 九島辰也
このところ話題のトヨタ車といえばC-HRに尽きる。見た目もキャッチーなこのクルマが順調に販売台数を伸ばしている。ライバルはホンダヴェゼルやスバルXVあたりで、いわゆるコンパクトSUVに分類される。全長4360mmはサイズ感がいいので、確かに使い勝手はよさそうだ。
特徴はこのアグレッシブなスタイリングで、“走り”が強調される。張り出したフェンダーはマッチョで力強い。タイヤサイズは18インチまで納まる。また全高が低くヒップポイントも乗用車とそれほど変わらないので、ドライバーの目線もSUVらしくない。まさにスポーティなテイストだ。
そしてその根幹を司るのがトヨタ自慢の新プラットフォーム。プリウスとも共有するTNGAが採用される。この高剛性のFF用プラットフォームにヨーロッパでチューニングされたステアリングやサスペンションが組み込まれるという成り立ちだ。
パワートレーンはガソリンの1.2Lと1.8Lエンジン+モーターのハイブリッドの2つ。駆動方式は前者が4WD、後者がFWDとなる。でもって走ると1.2リッターエンジンがキビキビと心地よい。4WDのライン取りにクセはなく、軽快なドライビングだ。コレに対しハイブリッドは少ししっとりして大人っぽいのが特徴。高回転までまわす1.2Lと区別される。もちろん、そこは個性。乗り比べて好みを選んでくださいませ。
■インテリア/エクステリア写真[1]

コクピットの特徴は目線の上下移動を減らしたレイアウト。実際に運転席に座るとわかるがかなり考えられている。乗車定員は5名で、後席の空間も十分ある。
■インテリア/エクステリア写真[2]
今回特徴的だったのが1.2L直4ターボユニット。アイドリングは相変わらず静かながら高回転までまわり力強くクルマを押し出す。
リヤシートはご覧のように分割可倒式。よって使い勝手は自由で長尺物も収納可。ハイブリッド車もガソリン車と同じ容量が確保される。
この角度から見るとリヤガラスが狭いのがよくわかるが、不思議なことに走っているとそれほど不便は感じない。18インチとの組み合わせで迫力ある姿。
トヨタ C-HRハイブリッド G(CVT)
全長×全幅×全高 | 4360×1795×1550mm |
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ホイールベース | 2640mm |
トレッド前/後 | 1540/1540mm |
車両重量 | 1440kg |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 1797cc |
エンジン最高出力 | 98ps/5200rpm |
エンジン最大トルク | 14.5kg m/3600rpm |
モーター最高出力 | 72ps |
モーター最大トルク | 16.6kg m |
JC08モード燃費 | 30.2km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 225/50R18 |
価格
C-HR | 251万6400円~290万5200円(全グレード) |
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