新車試乗レポート
更新日:2018.10.23 / 掲載日:2016.10.17
スバル インプレッサ 試乗レポート(2016年10月)
スバル インプレッサ 試乗レポート
事前試乗
[フルモデルチェンジ]
発表:2016年9月9日
SUBARUコール
TEL:0120-052215
文●九島辰也 写真●内藤敬仁
新世代プラットフォームを採用して安全と走りを激変させた新型インプレッサ
REPORT 九島辰也
今年3月、スバルは将来へのビジョンを発表した。その目玉は、安全性能と走行性能を大幅にアップさせるという次世代プラットフォーム「スバル・グローバル・プラットフォーム」の開発。それを各モデルに展開していくということだった。
そして、その第1弾がこのインプレッサ。生産ラインが稼働する前のプロトタイプで、その実力を早速確かめてみた。ラインアップされるエンジンは1.6Lと新開発の2L、ともに水平対向4気筒エンジンで、今回は2Lモデルの試乗となった。
まず印象的だったのは、走りの劇的なレベルアップ。新型プラットフォームの特徴である操舵の応答性、安定性の向上はめざましい。ロールが極限まで押さえ込まれたその挙動に、ファンは大喜びすることだろう。さらにアクティブ・トルク・ベクタリングも採用され、コーナリング特性も大幅改善だ。
一方、安全の面での注目は、7つの室内エアバッグと歩行者保護エアバッグだろう。バンパー内のセンサーが歩行者などとの衝突エネルギーを検知すると、フロントガラスとAピラーの下部分をエアバッグが覆い、歩行者の頭部へのダメージ軽減を図るというもので、国産車では初の搭載となる。また、人気のアイサイトは、「ver.3」が全車標準となり、さらにハイビームアシストも装備されている。
新型インプレッサは、走りの質感向上に加え、安全に対する積極的な姿勢が非常に印象的だ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
インテリアは機能的なレイアウト。その質感は高く、欧州車のような仕上がりだ。前席は大きなサイズで包まれるような気分になり、リラックスできる。
使い勝手がいいラゲッジはスバルの伝統。フロアはフラットで、リヤシートを畳めばかなりのスペースが現れる。当然開口部も広い。
■インテリア/エクステリア写真[2]
試乗車は2Lが搭載されていた。低くコンパクトに搭載できるのが利点で、それがそのまま走りに影響しているのだから効率がいい。
ボディタイプはハッチバックとセダン。インプレッサのイメージはこちらのハッチだろう。今回はボディがグラマラスに仕上がる。写真は18インチホイール。
スバル 2.0i-L iEyeSight プロトタイプ(CVT)
全長×全幅×全高 | 4460×1775×1480mm |
---|---|
ホイールベース | 2670mm |
トレッド前/後 | 1540/1545mm |
車両重量 | 1320kg |
エンジン | 水平対向4気筒DOHC |
総排気量 | 1995cc |
最高出力 | 154ps/6000rpm |
最大トルク | 20.0kg m/4000rpm |
JC08モード燃費 | 17.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前後 | 205/50R17 |