新車試乗レポート
更新日:2018.10.24 / 掲載日:2017.01.16
スバル インプレッサ 試乗レポート(2017年1月)
スバル インプレッサ 試乗レポート
試乗
[フルモデルチェンジ]
発表:2016年8月13日
SUBARUお客様コールセンター
TEL:0120-052215
文●九島辰也 写真●スバル
新世代プラットフォームの採用で別次元の走行性能を獲得した
REPORT 九島辰也
ついに5世代目に突入したインプレッサ。新型は開発陣もかなりホンキで、まったく新しい次世代のプラットフォームを使った第一弾となった。SGP(スバルグローバルプラットフォーム)と呼ばれるのがそれで、2025年までを見据えたスバルの次世代を支えるモジュラータイプの高剛性シャシーフレームとなる。なので、新型は走りがまったく違う。スポーティさが増したのは言わずもがな、懐が深くなったのと同時に乗り心地も抜群によくなっている。タイヤサイズに関わらずに、だ。もちろん、扁平率が高まればさらに粘り腰になるのもいい。
エンジンは、1.6Lと2Lともに自然吸気の水平対向4気筒を積む。最高出力は前者が115馬力、後者が154馬力というもの。まずは2Lモデルが10月から発売を開始し、2016年末に1.6Lモデルが投入されるスケジュールとなる。
実際に走らせた感じでは、1.6Lエンジンであってもパワーの出方に不服はなかった。高回転型である分走りに爽快感があり、ドライバーを気持ちよくする。極端な話ワインディングに行かなくても街角を数回曲がるだけで気持ちがいいし、前が空いたときの加速感もなかなかのものだ。CVTもこれまでよりずっとよく躾けられているのがわかる。
でもってなによりこのクルマが魅力なのは価格。開発にかなりお金がかかったと思われるが、スタートは200万円以下。ホントお見事である。
■インテリア/エクステリア写真[1]
スポーティな雰囲気を持ちながら少し大人っぽくなったインパネまわり。シートは大柄のものが採用されホールド感も高く、従来よりゆとりを感じる。
こうして見るとエンジンをかなり低く積んでいるのがわかる。水平対向のメリットといえばそうだが、開発陣の苦労も垣間みられる。
■インテリア/エクステリア写真[2]
「スポーツ」と呼ばれるハッチバックのカーゴエリア。開口部が広いのと出っ張りが少ないのが利点。リヤまで倒せばかなり使えるはず。
ハッチバックとスリーボックスのG4がラインアップされる。価格にボディタイプの違いはない。もちろんアイサイトバージョン3は標準装備される。
スバル インプレッサ 2.0i-S Eyesight(CVT)
全長×全幅×全高 | 4460×1775×1480mm |
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ホイールベース | 2670mm |
トレッド前/後 | 1540/1545mm |
車両重量 | 1350kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1995cc |
最高出力 | 154ps/6000rpm |
最大トルク | 20.0kg m/4000rpm |
JC08モード燃費 | 16.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前後 | 225/40R18 |
価格
インプレッサ | 192万2400円~259万2000円(全グレード) |
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